- 製作
- 1957年 日本
- 時間
- 91分
- 監督
- 中平康
- 出演
- 月丘夢路南田洋子葉山良二
- 種類
- ヒューマンドラマ
【港町を照らす一本の街燈。その光の下で交錯する、人々の孤独と束の間の夢。】
夜の港町。埠頭に佇む一本の「街燈」だけが、そこに集う人々の人間模様を静かに見つめる。将来に悩む若いカップル、過去を引きずる船乗り、客を待つバーの女。彼らは互いに交わることなく、それぞれの孤独と悩みを抱え、街燈の光の下で束の間の安らぎを求める。言葉少なな映像で綴られる、都会の片隅に生きる人々の寄る辺ない心。一夜の出来事を通して浮かび上がる、人生の哀愁とほのかな希望の物語。