- 製作
- 1941年 日本
- 時間
- 71分
- 監督
- 清水宏
- 出演
- 田中絹代川崎弘子斎藤達雄
- 種類
- ヒューマンドラマ
【夏の温泉宿、一本のかんざしが繋ぐ人々の縁。日常から離れた場所で紡がれる、ささやかで心温まる物語。】
昭和初期、夏の盛り。山奥の静かな温泉宿。ある日、滞在客の男性が、前の客が忘れていった一本のかんざしを踏んで怪我。数日後、かんざしの持ち主である女性・恵美が謝罪に訪れる。彼女は男性の怪我が治るまで宿に留まることに。この小さな出来事をきっかけに、宿に集う人々—兵士、子連れの夫婦、教授—の間に、穏やかな交流が生まれる。他愛のない会話、共に過ごす静かな時間。日常の喧騒を離れた場所で、人々が織りなす束の間の人間模様。