- 製作
- 1948年 日本
- 時間
- 96分
- 監督
- 五所平之助
- 出演
- 菅井一郎浜田百合子赤木蘭子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【戦後の混乱期、生き別れた娘の面影を追い求めるヴァイオリニストの父、その切ない旅路を描く感動の物語。】
終戦直後の1948年、日本。空襲で妻と娘を失ったと信じるヴァイオリニストの中根は、失意の底で演奏活動を続けていた。ある日、彼は娘とよく似た顔立ちの少女との出会い。その出会いをきっかけに、娘がどこかで生きているのではないかという希望を抱き、彼は全国を演奏して回りながら娘を探す旅に出ることを決意。行く先々で出会う人々の温かさに触れながらも、深まるのは娘への思慕の念。果たして、父の奏でるヴァイオリンの音色は、愛する娘の元へ届くのか。五所平之助監督が、戦後の社会情勢を背景に、親子の強い絆と希望を繊細なタッチで描き出す珠玉の一篇。