-
煙突の煙の下、過酷な労働に耐える女たち。昭和初期の煉瓦工場を舞台に描く、彼女たちの誇りと絆の物語。
時代は昭和初期。煉瓦工場の高い煙突が見下ろす町で、多くの女たちが黙々と汗を流していた。貧しい家計を支えるため、男たちに交じって重い煉瓦を運び、厳しい労働に耐える日々。しかし、過酷な現実は容赦なく彼女たちに襲いかかる。理不尽な扱いや搾取に対し、彼女たちの間に芽生えた強い連帯感。それはやがて、自らの尊厳を守るための小さな抵抗へと繋がっていく。力強く生きる女性たちの姿を描いた社会派ドラマ。
ネット上の声
- 猫は天下の回りもの♡
- 街の大騒ぎを横目に、死と別れが日常だったころの貧しき日本を誠実に映した「映画」を
- 1940年に制作されたが、検閲に引っ掛かり戦後になって公開された作品
- 原作と随分違ってたな
ヒューマンドラマ
- 製作年1946年
- 製作国日本
- 時間63分
- 監督千葉泰樹
- 主演徳川夢声
-
戦後の混乱期、生き別れた娘の面影を追い求めるヴァイオリニストの父、その切ない旅路を描く感動の物語。
終戦直後の1948年、日本。空襲で妻と娘を失ったと信じるヴァイオリニストの中根は、失意の底で演奏活動を続けていた。ある日、彼は娘とよく似た顔立ちの少女との出会い。その出会いをきっかけに、娘がどこかで生きているのではないかという希望を抱き、彼は全国を演奏して回りながら娘を探す旅に出ることを決意。行く先々で出会う人々の温かさに触れながらも、深まるのは娘への思慕の念。果たして、父の奏でるヴァイオリンの音色は、愛する娘の元へ届くのか。五所平之助監督が、戦後の社会情勢を背景に、親子の強い絆と希望を繊細なタッチで描き出す珠玉の一篇。
ネット上の声
- 菅井一郎と浜田百合子の年の差夫婦間に入り込んだ弟子の龍崎一郎
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督五所平之助
- 主演菅井一郎
-
製作は「四つの恋の物語(1947)」の松崎啓次、脚本は「情炎(1947)」の原案者「わが青春に悔なし」の脚色者久板栄二郎と、衣笠貞之助が共同で担当。「或る夜の殿様」「四つの恋の物語(1947)」第四話(恋のサーカス)に次ぐ衣笠貞之助の演出撮影は「四つの恋の物語(1947)」第二話の中井朝一、音楽は「愛よ星と共に」(新東宝)の早坂文雄。「或る夜の殿様」以来久々で山田五十鈴が主演し、新劇の演出家土方与志が映画俳優としてはじめてカメラの前に立ち共演する。新劇畑から赤木蘭子、千石規子、新田地作、伊達信、薄田研二、永田靖らが出演するほか、「戦争と平和」でデヴューした伊豆肇、「音楽五人男」の高野由美、「銀嶺の果て」の志村喬、河野秋武、「素晴らしき日曜日」の沼崎勳らが顔をそろえている。
ネット上の声
- 『女優』衣笠貞之助監督は、山田五十鈴主演というので観てみたら、松井須磨子と島村抱
- ニッコニコした笑顔や必死にバレエの練習してたりパツキンのカツラ被ってドレス
- 明治から大正にかけて新劇女優として活躍した松井須磨子の半生を、新劇運動の先駆けの
- 動いてしゃべる土方与志とほぼモブ(名前が出てくるのが最後から2番目くらい!)な森
ヒューマンドラマ
- 製作年1947年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督衣笠貞之助
- 主演山田五十鈴
-
舟橋聖一の同名短編小説を、伏見晁が脚色し五所平之助が監督した。闘病生活を強いられていた五所の、約三年ぶりとなる復活作。
- 製作年1940年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督五所平之助
- 主演夏川大二郎
-
黒潮洗う荒磯に父を海にうばわれ、なお海に生きる少年と母の物語。久藤達郎の戯曲から、「夜あけ朝あけ」の片岡薫と「石合戦」の村山亜土が共同で脚本執筆、「病妻物語 あやに愛しき」に次ぎ宇野重吉が監督する。撮影は荒牧正の担当。主人公の少年に劇団虹の橋の相良和文が扮するほか、赤木蘭子、滝沢修、高野由美、小夜福子、大町文夫、下元勉、宇野重吉など劇団民芸が総出演する。
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督宇野重吉
- 主演滝沢修
-
青年を捉えた、あまりにも純粋で激しい初めての恋。その行く末を阻む、非情な時代の壁と社会の現実。
舞台は、古い価値観が根強く残る戦前の日本。主人公は、感受性豊かな一人の青年。彼の平凡な日常は、ある女性との運命的な出会いをきっかけに一変する。燃え上がる初めての恋。しかし、二人の純粋な想いの前には、家柄の違いや世間の体裁という大きな壁が立ちはだかる。愛を貫こうとすればするほど、深まる周囲との溝と、引き裂かれる二人の心。青年が下す、あまりにも切ない決断の物語。
- 製作年1939年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督村山知義
- 主演滝沢修