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五所平之助の原案を「今宵妻となりぬ」の館岡謙之助が脚本を書き「今ひとたびの」の五所平之助が久々のメガフォンをとる。キャメラは「四つの恋の物語(1947)」第二話「別れも愉し」以来の木塚誠一。「地下街二十四時間」の浜田百合子「今ひとたびの」の龍崎一郎が主演する他「おスミの持参金」に引き続く若山セツコ、菅井一郎が共演し松竹の笠智衆が出演する。
ネット上の声
- ブルジョア夫婦の邸宅に招かれた男やもめ龍崎一郎が、亡くした妻と生き写しの浜田百合
- 【詳述は、『今ひとたびの』欄で】映画としての、整い⋅華麗さを壊してまでの、隠せな
- 龍崎一郎に迫られた浜田百合子が必死の表情で「私は幸福、幸福なんです」と叫び、鏡を
- 感情をセリフに頼らず、波で表現したり、祭囃子を感情の対位法で用いるなど、五所は非
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督五所平之助
- 主演菅井一郎
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これは戦前に完成されたまま、検閲のため公開を保留されていた作品。
ネット上の声
- 猫は天下の回りもの♡
- 街の大騒ぎを横目に、死と別れが日常だったころの貧しき日本を誠実に映した「映画」を
- 1940年という世相のなかでよくこれだけプロレタリアな映画を日本で作れたと感心し
- 1940年に制作されたが、検閲に引っ掛かり戦後になって公開された作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1946年
- 製作国日本
- 時間63分
- 監督千葉泰樹
- 主演徳川夢声
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製作は「四つの恋の物語(1947)」の松崎啓次、脚本は「情炎(1947)」の原案者「わが青春に悔なし」の脚色者久板栄二郎と、衣笠貞之助が共同で担当。「或る夜の殿様」「四つの恋の物語(1947)」第四話(恋のサーカス)に次ぐ衣笠貞之助の演出撮影は「四つの恋の物語(1947)」第二話の中井朝一、音楽は「愛よ星と共に」(新東宝)の早坂文雄。「或る夜の殿様」以来久々で山田五十鈴が主演し、新劇の演出家土方与志が映画俳優としてはじめてカメラの前に立ち共演する。新劇畑から赤木蘭子、千石規子、新田地作、伊達信、薄田研二、永田靖らが出演するほか、「戦争と平和」でデヴューした伊豆肇、「音楽五人男」の高野由美、「銀嶺の果て」の志村喬、河野秋武、「素晴らしき日曜日」の沼崎勳らが顔をそろえている。
ネット上の声
- 『女優』衣笠貞之助監督は、山田五十鈴主演というので観てみたら、松井須磨子と島村抱
- ニッコニコした笑顔や必死にバレエの練習してたりパツキンのカツラ被ってドレス
- 明治から大正にかけて新劇女優として活躍した松井須磨子の半生を、新劇運動の先駆けの
- 田舎娘から看板女優にのしあがっていく山田五十鈴の演技は見事だったが、松井須磨子に
ヒューマンドラマ
- 製作年1947年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督衣笠貞之助
- 主演山田五十鈴
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舟橋聖一の同名短編小説を、伏見晁が脚色し五所平之助が監督した。闘病生活を強いられていた五所の、約三年ぶりとなる復活作。
- 製作年1940年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督五所平之助
- 主演夏川大二郎
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黒潮洗う荒磯に父を海にうばわれ、なお海に生きる少年と母の物語。久藤達郎の戯曲から、「夜あけ朝あけ」の片岡薫と「石合戦」の村山亜土が共同で脚本執筆、「病妻物語 あやに愛しき」に次ぎ宇野重吉が監督する。撮影は荒牧正の担当。主人公の少年に劇団虹の橋の相良和文が扮するほか、赤木蘭子、滝沢修、高野由美、小夜福子、大町文夫、下元勉、宇野重吉など劇団民芸が総出演する。
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督宇野重吉
- 主演滝沢修
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1968年、東京・府中で実際に起こった「3億円事件」の犯人が18歳の女子高生だったらという大胆な仮定をもとに、その女子高生の初恋の思い出を描いた宮崎あおい主演の青春ドラマ。監督は、林海象などの助監督を務めた後に「tokyo skin」(96)を発表し、それ以来の長編となる塙幸成。共演に小出恵介、宮崎将、小嶺麗奈、藤村俊二ら。
- 製作年1939年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督村山知義
- 主演滝沢修