- 製作
- 1952年 日本
- 時間
- 116分
- 監督
- 久松静児
- 出演
- 船越英二田中絹代三橋達也
- 種類
- ヒューマンドラマ
【戦後の日本を舞台に、名家の崩壊と家族の愛憎を描く。時代の波に翻弄される人々の姿を映し出す、重厚な人間ドラマ。】
終戦直後の日本。かつての名家・安宅家も時代の変化には逆らえず、没落の一途を辿っていた。当主亡き後、家を守ろうとする者、新たな生き方を模索する者、それぞれの思惑が交錯し、家族の間に深い溝が生まれていく。伝統としきたりの間で揺れ動く人々の葛藤。そして、財産を巡る争いは、やがて家族の絆そのものを崩壊させていく。変わりゆく社会の中で、人々が失ったもの、そして見つけ出すものとは何か。戦後日本の縮図ともいえる家族の物語。