- 製作
- 2025年 日本,中国
- 時間
- 133分
- 監督
- 余園園
- 出演
- 永山由里恵菊地敦子梅田誠弘
- 種類
- ヒューマンドラマ
中国の名門・北京電影学院を卒業後、日本に留学して映像制作を続ける中国人女性監督・余園園(ヨ・エンエン)が手がけた長編映画。長編デビュー作「ダブル・ライフ」でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022の国内コンペティション部門で最優秀長編作品賞を受賞した余監督が、アントン・チェーホフの戯曲「かもめ」にのせて、夫と死別した女性が味わう喪失と再生の日々を描く。
舞台女優の里見春は夫と死別し、心に傷を抱えながらも「かもめ」の公演に挑んでいた。しかし死後に明らかになった夫の秘密と、舞台の役が重なり、やがて演技に支障をきたすようになる。そんな中、夫の愛人を名乗る女性が現れて……。
夫と死別した主人公の里見春役を、劇団「青年団」に所属し、舞台を中心に活動する永山由里恵が担当。永山にとっては、2014年に公開された万田邦敏監督の「イヌミチ」以来の映画主演作となる。亡き夫を巡るもうひとりの登場人物である望月ひかりを、七里圭監督の「Necktie」などに出演してきた菊地敦子が演じた。