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正義とは何か、真実とは何か。ドキュメンタリー監督である主人公が、取材対象と自身の家族との間で揺れ動く、倫理観を鋭く問う社会派サスペンス。
現代の日本。女子高生のいじめ自殺事件を追うドキュメンタリーディレクターの由宇子。ジャーナリストとして強い正義感を持ち、真実の追求を使命とする彼女は、取材を通して事件の裏に隠された事実に迫っていく。しかし時を同じくして、学習塾を経営する彼女の父親が、教え子の女子生徒と関係を持ったという衝撃の事実を知ってしまう。他人のスキャンダルを追及する立場でありながら、自身の家族のタブーに直面する由宇子。ジャーナリストとしての倫理と、娘としての感情の間で激しく葛藤する中で、彼女が信じてきた「正義」の天秤が大きく揺らぎ始める。観る者の価値観を根底から揺さぶる衝撃作。
ネット上の声
- カメラに映る由宇子はどんな顔をしてたかな
- 各人の人生がフェアに描かれたことが嬉しい
- 長編だが、時間を忘れさせる緊張感
- ラストの長廻しは圧巻である。
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間152分
- 監督春本雄二郎
- 主演瀧内公美
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「鬼平犯科帳」「必殺仕事人2009」などの助監督を務めた春本雄二郎の初の長編監督作品。親友と婚約者の間で苦悩する1人の男を描き、2016年・第29回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門に出品された人間ドラマ。家族の温かさを知らず養護施設で育った旭は、同棲中の佳織と結婚を目前に控えていた。そんな中、旭は親友の洋人によかれと思って紹介した仕事で、洋人を詐欺の被害に遭わせてしまう。唯一無二の親友であり、養護施設で家族同然に育ってきた洋人と、認知症が進む祖母のために結婚式を急ぐ婚約者の佳織。かけがいのない大切な2人の間で悩み苦しむ旭は次第に追いつめられていき……。
ネット上の声
- 役者さんはほんとに自然な演技で、映像のザラザラ感や揺れもあり、ドキ...
- 現実と違いすぎていて感情移入しにくい
- 凄く良かった。それは主演の演技力と
- このタイトルの意味が分かると…
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督春本雄二郎
- 主演松浦慎一郎
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劇作家・演出家の松田正隆が2000年に手がけた名作戯曲を、「アレノ」「海辺の生と死」の越川道夫監督のメガホンで映画化。瀬戸内海に面した香川県・坂出の美しくもはかない景色の中で、傷だらけの女と男の再会を、心と身体の対話を通して描き出す。
かつて栄えた造船業が急速に廃れた日本。坂出の寂れたアパートに暮らす女は、身体を売って孤独に生きていた。彼女はかつて長崎・佐世保で夫と一緒に暮らしていたが、6年前に別の男と駆け落ちした過去があった。ある雨の晩、彼女のもとに夫が突然訪ねてくる。2人はこれまでの空白を埋めるかのように語りあって身体を重ねるが、次第に時空が歪みはじめ……。
「ザ・ミソジニー」の河野知美と「由宇子の天秤」の梅田誠弘が主人公の女と男を演じ、「夕陽のあと」の滝沢涼子が共演。
ネット上の声
- ツッコミ役がいないボケだけのコントのよう
- 岸田戯曲賞作演の戯曲を映画化
- アラカブの味噌汁は旨いよね
- 濃厚で濃密な関係
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間164分
- 監督越川道夫
- 主演河野知美
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家族を守るために罪を犯した男の魂の行方を、日本社会が抱える差別や偏見などの問題を見据えながら描いた骨太な人間ドラマ。母と妹を父の暴力から守るため、父を殺してしまった石川一馬。更生保護施設で暮らしながら社会復帰を目指すが、社会からは「人殺し」と非難され、生きる希望を失っていく。ある日、一馬は職場のスクラップ工場で、外国人労働者へのイジメに巻き込まれてしまう。周囲が目を背ける中、中国人労働者の劉だけがイジメを止めに入る。そんな劉の姿に目を覚まされた一馬は、劉との交流を通し、自分の望む幸せを掴むべく立ち上がるが……。兄・三野龍一が監督、弟・三野和比古が脚本を担当する映画制作ユニット「MINO Bros.」の長編第2作で、前作「老人ファーム」に続いて半田周平が主演を務めた。
ネット上の声
- 主人公の青年、石川一馬は父親の暴力から母親と妹を守るため父親を殺してしまう🔪🩸
- 「ROJIN FARM」で初めて観た俳優 半田周平が気になってしょうがない
- 生き辛いよね、何が誠実でどこを間違えたのか
- 邦画のオリジナルは応援したい📣
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間124分
- 監督三野龍一
- 主演半田周平
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中国の名門・北京電影学院を卒業後、日本に留学して映像制作を続ける中国人女性監督・余園園(ヨ・エンエン)が手がけた長編映画。長編デビュー作「ダブル・ライフ」でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022の国内コンペティション部門で最優秀長編作品賞を受賞した余監督が、アントン・チェーホフの戯曲「かもめ」にのせて、夫と死別した女性が味わう喪失と再生の日々を描く。
舞台女優の里見春は夫と死別し、心に傷を抱えながらも「かもめ」の公演に挑んでいた。しかし死後に明らかになった夫の秘密と、舞台の役が重なり、やがて演技に支障をきたすようになる。そんな中、夫の愛人を名乗る女性が現れて……。
夫と死別した主人公の里見春役を、劇団「青年団」に所属し、舞台を中心に活動する永山由里恵が担当。永山にとっては、2014年に公開された万田邦敏監督の「イヌミチ」以来の映画主演作となる。亡き夫を巡るもうひとりの登場人物である望月ひかりを、七里圭監督の「Necktie」などに出演してきた菊地敦子が演じた。
ヒューマンドラマ
- 製作年2025年
- 製作国日本,中国
- 時間133分
- 監督余園園
- 主演永山由里恵