- 製作
- 2022年 日本
- 時間
- 108分
- 監督
- 高橋栄一
- 出演
- ミネオショウ小沢まゆ
- 種類
- ヒューマンドラマ
PFFアワード2023に入選した短編「サッドカラー」などで高い評価を得る新鋭の映像作家・高橋栄一監督が、ASD(自閉症スペクトラム症)のグレーゾーンと診断された自身の経験に着想を得て手がけた長編作品。その独自の視点と切り口で、「愛すること」をテーマにモノクロームの映像で描いた。
不動産会社に勤める茂木ハジメは結婚して数年になる妻のミツと2人暮らし。ある日の勤務中、ハジメは普段とは全く違う格好のミツを街で見かけるが、帰宅後に本人に聞いてみると、ミツはどこにも外出していないと言う。ミツへの疑念や行動を掴めないことへの苛立ちから、ハジメは家に隠しカメラを設置する。周囲の人々の言動に心を掻き乱されながらも、妻の監視行動を続けるハジメ。そしてある日、ミツを尾行しようとする彼の前に、見知らぬ少年が現れ……。
主人公のハジメ役は「MAD CATS」「クレマチスの窓辺」のミネオショウ。映画デビュー作「少女 an adolescent」で国際的にも評価されて以降、活躍を続ける小沢まゆがヒロインのミツ役を演じているほか、プロデューサーも務めている。