- 製作
- 2021年 日本
- 時間
- 115分
- 監督
- 奥田裕介
- 出演
- カトウシンスケ吉行和子高橋長英
- 種類
- ヒューマンドラマ
団地のベランダから落ちた植木鉢を巡る偽りと真実の数々を描いた人間ドラマ。鉄工所で働く孝秋は、薄れゆく記憶の中で徘徊する父・忠義と、そんな父に振り回される母・マチのことが気がかりで、実家の団地を訪れる。しかし忠義は数年前に他界した孝秋の兄との区別がつかない様子で、孝秋を見てもぼんやりとうなずくだけだった。ある日、強風の中で団地のベランダから落下した植木鉢が住民に直撃し、救急車やパトカーが出動する騒ぎが起こる。父の安否を心配する孝秋だったが、忠義は何事もなかったかのように自宅にいた。ベランダの窓が開いたままで、忠義の手袋に土が付着しているのを見つけた孝秋は、父への疑いを募らせていく。「ケンとカズ」のカトウシンスケが主演を務め、吉行和子、高橋長英が共演。横浜のミニシアター、シネマ・ジャック&ベティの30周年に向けて企画・製作された作品で、横浜のとある団地を舞台に、これが長編2作目となる横浜出身の奥田裕介監督がメガホンをとった。