- 製作
- 2021年 日本,フランス
- 時間
- 64分
- 監督
- 山村浩二
- 出演
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- 種類
- アニメ
アカデミー賞にノミネートされた「頭山」をはじめ、数多くの作品が国内外で高く評価されるアニメーション作家で絵本作家の山村浩二監督が手がけた長編作品。
山村監督が月刊誌「文學界」(文藝春秋)の表紙のために2012年から14年にかけて毎号描いていたイラストとそれに付随するテキストをアニメーションに発展させたもので、東日本大震災後に山村監督が感じた不安や苦悩を、オランダの前衛ジャズミュージシャンで作曲家のウィレム・ブロイカーの音楽に乗せ、断片的なイメージや言葉で表現していく。明快なストーリーやセリフ、ナレーションのない作品で、2022年の第61回アヌシー国際アニメーション映画祭では、実験性・革新性のある長編作品を対象とした長編コントルシャン部門で最高賞のクリスタル賞を受賞。第46回オタワ国際アニメーション映画祭の長編部門でもグランプリを受賞するなど、高い評価を獲得した。
「『幾多の北』と三つの短編」(総上映時間:90分)と題して、山村浩二が監督またはプロデュースした短編3作品とあわせて劇場公開。