- 製作
- 2022年 日本
- 時間
- 109分
- 監督
- 近藤明男
- 出演
- 宮本茉由安藤政信水野真紀
- 種類
- ヒューマンドラマ
太宰治の名作小説「斜陽」を、「うさぎ追いし 山極勝三郎物語」「ふみ子の海」の近藤明男監督が映画化。名匠・増村保造の助監督を務めていた近藤監督が、増村監督と脚本家・白坂依志夫が遺した草稿脚本をもとに脚本を完成させた。
昭和20年。父を亡くした没落貴族のかず子と母・都貴子は、生活のために本郷西方町の家を売り、西伊豆へ引っ越すことに。そんな中、戦地で行方不明になっていた弟・直治が帰還するとの知らせが届く。歳の離れた資産家との結婚を勧める母に怒りを覚えたかず子は、6年前、まだ学生だった直治が師匠と仰いだ中年作家・上原との出会いを思い起こしていく。
本作が映画デビューとなるモデル出身の宮本茉由がかず子役で初主演を務め、母・都貴子を水野真紀、弟・直治を奥野壮、太宰が自らを投影した作家・上原を安藤政信が演じる。