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ブッカー賞を受賞したカズオ・イシグロの同名ベストセラーを、「眺めのいい部屋」のジェームズ・アイボリー監督が映画化。イギリスの名門貴族に人生を捧げてきた老執事が自らの過去を回想する姿を丹念かつ重厚な演出で描き、第66回アカデミー賞で作品賞を含む8部門にノミネートされた。1958年、オックスフォード。ダーリントン卿の屋敷で長年に渡って執事を務めてきたスティーブンスは、主人亡き後、屋敷を買い取ったアメリカ人富豪ルイスに仕えることに。そんな彼のもとに、かつてともに屋敷で働いていた女性ケントンから手紙が届く。20年前、職務に忠実なスティーブンスと勝ち気なケントンは対立を繰り返しながらも、密かに惹かれ合っていた。ある日、ケントンに結婚話が舞い込み……。アイボリー監督の前作「ハワーズ・エンド」に続いてアンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンが共演した。
ネット上の声
- カズオイシグロの作風を知る!!
- 必要とされる幸せ。必要とするものを手に入れる幸せ。
- 深淵なる カズオ・イシグロワールド
- 日の名残りなんです、寂しいよ〜!!
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国イギリス
- 時間134分
- 監督ジェームズ・アイヴォリー
- 主演アンソニー・ホプキンス
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「ラストタンゴ・イン・パリ」「1900年」で知られるイタリアのベルナルド・ベルトルッチ監督が清朝最後の皇帝・溥儀の生涯を映画化し、1988年・第60回アカデミー賞で作品賞をはじめとする9部門に輝いた歴史大作。溥儀の自伝「わが半生」を原作に、激動の近代史に翻弄された彼の人生を壮大なスケールと色彩豊かな映像美で描き出す。
1950年、ハルピン。ソ連での抑留を解かれ母国へ送還された大勢の中国人戦犯の中に、清朝最後の皇帝・溥儀の姿があった。手首を切って自殺を図った彼は、薄れゆく意識の中、波乱に満ちた自身の半生を思い起こしていく。
「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のジョン・ローンが成長した溥儀を演じ、「アラビアのロレンス」などの名優ピーター・オトゥールが少年時代の溥儀を導く英国人教師役で出演。坂本龍一が甘粕正彦役で出演したほか音楽を手がけ、日本人として初めてアカデミー作曲賞を受賞した。オリジナル全長版は218分。
ネット上の声
- これぞ映画。極上の時間をあなたに・・
- ☆蟋蟀(こおろぎ)に溥儀の人生を重ねる☆
- ジョン=ローン氏は良かったが・・。
- 日本人として複雑な思いで見ました。
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国イタリア,イギリス,中国
- 時間163分
- 監督ベルナルド・ベルトルッチ
- 主演ジョン・ローン
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川島雄三監督が1957年に発表した名作喜劇。幕末の文久2年、品川の遊郭で飲めや歌えやの大騒ぎを繰り広げた佐平次は、一文の金も持ち合わせておらず、遊んだ分を居残りで働くことに。しかし、お調子者の佐平次は自らの困難をものともせず、遊郭に立ち寄った高杉晋作らとも交友し、巻き起こる騒動を次々と片付けていく。物語のベースは古典落語の「居残り佐平次」。脚本を手がけた今村昌平が助監督を務めている。2012年、日活創立100周年記念事業の一環として最新のデジタル技術を駆使して映像修復した「デジタル修復版」が公開された。
ネット上の声
- 古典落語さながらの粋な映画。リズミカルでスピーディな展開は現代作品に引けを取りません。
- 「しとやかな獣」、「洲崎パラダイス 赤信号」の川島雄三作品の代表作にして、キネマ
- サヨナラだけが人生ならば、笑うだけの人生も有って良いハズだ
- 川島監督最高傑作:幕末動乱を喰う痛快喜劇
時代劇
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督川島雄三
- 主演フランキー堺