太宰治の名作小説「斜陽」を、「うさぎ追いし 山極勝三郎物語」「ふみ子の海」の近藤明男監督が映画化。名匠・増村保造の助監督を務めていた近藤監督が、増村監督と脚本家・白坂依志夫が遺した草稿脚本をもとに脚本を完成させた。
昭和20年。父を亡くした没落貴族のかず子と母・都貴子は、生活のために本郷西方町の家を売り、西伊豆へ引っ越すことに。そんな中、戦地で行方不明になっていた弟・直治が帰還するとの知らせが届く。歳の離れた資産家との結婚を勧める母に怒りを覚えたかず子は、6年前、まだ学生だった直治が師匠と仰いだ中年作家・上原との出会いを思い起こしていく。
本作が映画デビューとなるモデル出身の宮本茉由がかず子役で初主演を務め、母・都貴子を水野真紀、弟・直治を奥野壮、太宰が自らを投影した作家・上原を安藤政信が演じる。
ネット上の声
- 太宰治の『斜陽』執筆75周年記念、というならもうちょっとなんとかならんかったんだ
- 腹をくくった女の生き様
- この女優さんだーれ?
- 地元ミニシアターにて
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督近藤明男
- 主演宮本茉由