- 製作
- 2020年 日本
- 時間
- 53分
- 監督
- 横川寛人
- 出演
- 螢雪次朗菊沢将憲米山冬馬
- 種類
- ヒューマンドラマ
1964年に公開予定だったが頓挫した幻の特撮怪獣映画「大群獣ネズラ」の舞台裏をモチーフに、史実にフィクションを交えて描いた映画製作奮闘記。後に「大怪獣ガメラ」を生み出す大映が、1964年に公開を予定して製作を始めた「大群獣ネズラ」。63年秋にクランクインした同作は、「実際の生きたネズミをミニチュアの中に置き、巨大な怪獣に見せかける」という手法で撮影が進められていたが、現場にノミやダニが大発生。スタッフはガスマスクをするなどして対策をとったが、近隣住民のクレームにより保健所が撮影禁止を勧告し、撮影は中止に。宣伝用のスチール写真とわずかなフィルムを残して幻の映画となった。戦前の特撮映画を復活させて話題となった「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」の横川寛人監督が、KADOKAWA(旧・大映)に企画協力を得て、1963年から64年の「大群獣ネズラ」製作当時の背景をリサーチし、困難な環境の中でも特撮映画を撮ろうとした製作者たちの奮闘を描く。「ガメラ 大怪獣空中決戦」の螢雪次朗、「ゴジラ2000 ミレニアム」の佐野史郎、「ウルトラマン」の古谷敏など、特撮映画に縁深い俳優が出演。