- 製作
- 1938年 日本
- 時間
- 87分
- 監督
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- 出演
- 高峰秀子小高まさる水谷史郎
- 種類
- 青春ヒューマンドラマ
【貧しいけれど、書くことで世界は輝く。昭和初期の東京を舞台に、少女の瞳が映す家族の日常と希望の物語。】
舞台は昭和初期の東京の下町。小学生の正子は、担任教師の勧めで「綴方(作文)」を書き始める。題材は、日々の暮らしそのもの。失業中の父、内職で家計を支える母、貧しいながらも懸命に生きる家族の姿を、少女の純粋な瞳で正直に書き綴る。時にその正直さが波紋を呼ぶことも。しかし、書くことを通じて正子は自己を表現する喜びと才能を見出していく。一枚の原稿用紙に託された、ささやかな日常と家族への愛。これは、一人の少女の筆が紡ぎ出す、ささやかで温かい希望の記録。