全6作品。小高まさるが出演した映画ランキング

貧しいけれど、書くことで世界は輝く。昭和初期の東京を舞台に、少女の瞳が映す家族の日常と希望の物語。

舞台は昭和初期の東京の下町。小学生の正子は、担任教師の勧めで「綴方（作文）」を書き始める。題材は、日々の暮らしそのもの。失業中の父、内職で家計を支える母、貧しいながらも懸命に生きる家族の姿を、少女の純粋な瞳で正直に書き綴る。時にその正直さが波紋を呼ぶことも。しかし、書くことを通じて正子は自己を表現する喜びと才能を見出していく。一枚の原稿用紙に託された、ささやかな日常と家族への愛。これは、一人の少女の筆が紡ぎ出す、ささやかで温かい希望の記録。

戦時下の菓子職人が届けたかったのは、甘いチョコレートと家族への愛。

太平洋戦争下の日本。町で小さな菓子屋を営む実直な男。彼は腕利きの菓子職人であり、家族を愛する平凡な父親。そんな彼のもとへ届いた一通の召集令状。愛する家族と店を残し、彼は兵士として中国大陸の戦地へ。過酷な戦場にあっても、男は菓子作りへの情熱と家族への想いを忘れない。乏しい食料を分け与え、仲間を励ます彼の心の支えは、いつか我が子にチョコレートを作ってやるという夢。戦争という大きな時代の波にのまれた、ある庶民のささやかな日常と家族愛の感動巨編。

「絶海の裸女」のコンビ川内康範・織田清司の共同脚本を、「天皇・皇后と日清戦争」の並木鏡太郎が監督、「女体棧橋」の平野好美が撮影した戦争メロドラマ。主演は「スーパー・ジャイアンツ　宇宙怪人出現」の字津井健、「坊ちゃんの野球王」の三ツ矢歌子、他に小高まさる。

戦後の混乱期、たくましく生きる子供たちの姿を通して、社会の矛盾を鋭く告発する衝撃の社会派ドラマ。

舞台は終戦直後の日本。親を失い、浮浪児となった子供たちが、生きるために徒党を組んでいた。リーダー格の少年を中心に、彼らは盗みや靴磨きで日銭を稼ぎ、互いを家族のように支え合う。しかし、彼らのささやかな日常は、大人たちの欲望や社会の非情な現実に踏みにじられていく。ある事件をきっかけに、子供たちは社会への反旗を翻すことを決意。純粋な瞳が捉えた戦後日本の闇と、それでも失われない生命の輝きを力強く描く物語。