- 製作
- 1993年 日本
- 時間
- 116分
- 監督
- 伊丹十三
- 出演
- 三國連太郎津川雅彦宮本信子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【癌宣告を受けた映画監督が、死と向き合いながら最後の映画製作に挑む、伊丹十三流のブラックコメディ。】
舞台は現代日本の映画業界。主人公は、ヒット作を連発する傲慢な映画監督、向井武平。ある日、彼を襲ったのは末期癌の宣告。余命はわずか一年。人生の終焉を突きつけられた向井は、自らの死をテーマにした一本の映画を撮ることを決意。それは、残された時間との、そして自分自身との壮絶な戦いの始まり。迫りくる病魔の恐怖、滑稽で不条理な医療現場、そして撮影現場で交錯する人間模様。自身の死と映画の物語が次第に重なり合う中で、彼が最後に見つけ出す人生の答えとは。生と死をユーモラスかつ鋭く描く、感動の物語。