- 製作
- 2005年 日本
- 時間
- 115分
- 監督
- 柳町光男
- 出演
- 柏原収史吉川ひなの前田愛
- 種類
- 青春ヒューマンドラマ
【現実と虚構が交錯する、映画製作の舞台裏。若者たちの無関心が引き起こす、衝撃の青春群像劇。】
現代の日本の大学、映画サークル。監督を志す大学生たちは、卒業制作の題材として、実際に起きた「通り魔殺人事件」を映画化することを決める。加害者と同じ大学に通っていたという偶然から、事件を安易な創作のネタとして扱い始める彼ら。映画の撮影を進めるうち、事件関係者への無神経な取材や過激な演出で、次第に現実と映画の境界線を見失っていく。「カミュの『異邦人』みたいだ」と事件を他人事のように語る彼らの無関心さが、やがて予期せぬ事態を引き起こす。映画作りという虚構は、彼らの現実を静かに侵食し始める。撮影のクライマックス、彼らが作り出した光景は、本当にフィクションのまま終わるのか。