- 製作
- 2016年 アメリカ
- 時間
- 111分
- 監督
- ジェフ・フォイヤージーク
- 出演
- ローラ・アルバート
- 種類
- ドキュメンタリー
1996年、女装の男娼となった過去をつづった自伝「サラ、神に背いた少年」を発表し、謎の天才美少年作家として文壇に登場したものの、後に実在しないことが明るみとなったJ・T・リロイにまつわる一連の顛末に迫ったドキュメンタリー。作家として時代の寵児となったJ・T ・リロイの才能にほれ込んだガス・バン・サントはコロンバイン高校銃乱射事件をテーマにした映画「エレファント」の脚本を依頼し、2作目の著書「サラ、いつわりの祈り」はアーシア・アルジェントによって映画化されるなど、J・T・リロイは文壇だけでなく映画界などをも巻き込むカルチャースターとなった。しかし、2006年のニューヨーク・タイムスによる「J・T・リロイという人物は実在せず、その正体はローラ・アルバートという40歳の女性である」という記事によって事態は一変する。一連の騒動を、アルバート自身の言葉、ガス・バン・サント、トム・ウェイツらとの通話音声や留守電メッセージなどによって解剖していく。