1996年、女装の男娼となった過去をつづった自伝「サラ、神に背いた少年」を発表し、謎の天才美少年作家として文壇に登場したものの、後に実在しないことが明るみとなったJ・T・リロイにまつわる一連の顛末に迫ったドキュメンタリー。作家として時代の寵児となったJ・T ・リロイの才能にほれ込んだガス・バン・サントはコロンバイン高校銃乱射事件をテーマにした映画「エレファント」の脚本を依頼し、2作目の著書「サラ、いつわりの祈り」はアーシア・アルジェントによって映画化されるなど、J・T・リロイは文壇だけでなく映画界などをも巻き込むカルチャースターとなった。しかし、2006年のニューヨーク・タイムスによる「J・T・リロイという人物は実在せず、その正体はローラ・アルバートという40歳の女性である」という記事によって事態は一変する。一連の騒動を、アルバート自身の言葉、ガス・バン・サント、トム・ウェイツらとの通話音声や留守電メッセージなどによって解剖していく。
ネット上の声
- J.T.リロイについては名前を聞いたことがある程度で鑑賞したドキュメンタリィ
- 1996年、アメリカの文学界に突然現れた謎の美少年作家"J.T.リロイ"の真実に
- 冒頭のフェリーニの言葉が全てを表す…
- 真性ジュネストにはたまらない
ドキュメンタリー
- 製作年2016年
- 製作国アメリカ
- 時間111分
- 監督ジェフ・フォイヤージーク
- 主演ローラ・アルバート