- 製作
- 1989年 アメリカ
- 時間
- 358分
- 監督
- フレデリック・ワイズマン
- 出演
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- 種類
- ドキュメンタリー
【ボストンの大病院、集中治療室(ICU)。生と死の境界線で繰り広げられる、患者と医療スタッフの壮絶な日々を記録したドキュメンタリー。】
舞台はボストンの大病院にある集中治療室(ICU)。そこは、最新医療技術によって「死」が先延ばしにされる場所。カメラは、意識のない患者、回復を祈る家族、そして日々極限の決断を迫られる医療スタッフたちの姿を、ナレーションやBGMを一切排して静かに見つめる。「延命治療を続けるか、中止するか」。生と死の倫理的な問いが、現実として突きつけられる。人間の尊厳とは何か、そして死にゆく者とどう向き合うべきか。観る者に重い問いを投げかける、フレデリック・ワイズマン監督による観察ドキュメンタリーの傑作。