- 製作
- 1979年 日本
- 時間
- 106分
- 監督
- 松山善三
- 出演
- 長谷川恒男
- 種類
- 登山ドキュメンタリー
世界三大北壁と言われるマッターホルン(四四七八メートル)、アイガー(三九七〇メートル)、グランドジョラス(四二〇八メートル)の中で、最も困難なグランドジョラス北壁を単独登はんに成功した長谷川恒男の壮挙を描いた長編ドキュメンタリー。一九七九年三月四日午前十時三〇分、一人の日本人青年が一七四時間にわたるひとりぼっちの苛酷な戦いの末、グランドジョラス北壁のウォーカーピークの登頂に成功し、世界登山史上に輝ける北壁三冠王となった。長谷川は日本有数のクライマー、森田勝、勝野惇司らと登はんに出発するが、森田の遭難と救出、勝野の断念の後、二月二十五日、再度ひとりで登はんに挑戦、八日後、下で待つ同伴した妻満子に、トランシーバーで、登頂成功を伝えるのだった。松山善三の総監修のもとに、撮影は「白き氷河の果てに」の赤松威善、同作の阿久津悦夫、「美の美」のピエール・リギャル、明石太郎、フランソワ・シュニベスなどがそれぞれ担当。