- 製作
- 1957年 フランス
- 時間
- 105分
- 監督
- マルセル・カミュ
- 出演
- ダニエル・ジェランアン・メシャール
- 種類
- ヒューマンドラマ
仏植民地政策に蜂起したヴェトナム軍と、フランス軍の戦乱になやむインドシナを背景に、フランス人と現地女の愛情を描くジャン・ウーグロンのベスト・セラー小説の映画化。戦後映画界に入ったマルセル・カミュの監督第一回作品。カミュと原作者および「非情」のミシェル・オーディアールが共同して脚色と台詞を担当し、「白い馬」「赤い風船」のエドモン・セシャンが全面的現地ロケの撮影を監督した。音楽はヴェトナム民謡から現地音楽家が採録したものを使用。サイゴン郊外に組まれた村の大オープン・セットをはじめとする美術は「非情」のポール・ルイ・ブティエ。主演は「非情」のダニエル・ジェランに、サイゴンで発見された安南人とフランス人のハーフのアン・メシャール。傍役はジャック・シャンセル、アントワーヌ・フィリドリ、リュシアン・カラマンの三人がフランスからロケに参加している他、総て現地の人達が出演している。