- 製作
- 1935年 ドイツ
- 時間
- 98分
- 監督
- デトレフ・ジールク
- 出演
- マリア・フォン・タスナディヴィリ・ビルゲルリル・ダゴファー
- 種類
- 恋愛
【天才指揮者の妻として生きる元オペラ歌手。華やかな舞台の裏で、彼女が封印した夢と情熱が、再び燃え上がるメロドラマ。】
ヨーロッパの音楽界に君臨する、高名な指揮者。その傍らには、かつて将来を嘱望されたオペラ歌手だった美しい妻がいた。彼女は自らのキャリアを捨て、夫に尽くすことを選んだのだ。しかし、夫のオーケストラに若く才能あるヴァイオリニストが現れたことで、彼女の心は揺れ動く。封じ込めていたはずの音楽への情熱、そして過去の恋の記憶。華やかな成功の影で、妻が抱える孤独と葛藤が、ベートーヴェンの「第九」の荘厳な調べと共にクライマックスへと向かう。愛と芸術、そして自己実現の間で揺れる女性の魂の物語。