- 製作
- 2006年 日本
- 時間
- 102分
- 監督
- 青山真治
- 出演
- 鈴木京香山崎努安藤政信
- 種類
- ヒューマンドラマ
「EUREKA ユリイカ」などで国際的にも高い評価を受ける青山真治監督が、2006年に手がけた長編作品。一部の映画祭やイベントで上映されただけで長らく日の目を見ることがなく、幻の一作になっていたが、2020年1月8日にDVDで発売。それに先駆け19年12月に限定的に劇場公開もされる。静岡県西伊豆を舞台に、鈴木京香、山崎努らの共演で、ミステリアスな物語がつむがれる。西伊豆で、もう若くはなくなってきた女のかおるは、目が不自由で口も利けない男と暮らしているが、その実態は男を「飼っている」状態に近かった。かおりには「私がいなければこの男は生きていけない」という優越感があったが、男は近頃ひとりで出歩き、深夜の海につかるといった不可解な行動を取るにようになっていた。そんなある日、かおるは地元のバーで出会った若い男と女から、その土地に伝わる謎めいた歴史を聞かされるが……。