- 製作
- 1941年 日本
- 時間
- 27分
- 監督
- 亀井文夫
- 出演
- ---
- 種類
- ドキュメンタリー
【江戸時代の俳人、小林一茶の波乱の生涯。弱き者への愛と自然への眼差しを貫いた孤高の魂の物語。】
舞台は江戸時代。信濃の貧しい農家に生まれた俳人、小林一茶。継母との確執、家族との離別、そして度重なる子の死。数々の苦難に見舞われながらも、彼は歩みを止めない。その眼差しは常に、雀や蛙、蚤といった弱く小さな生き物たちへ。世の不条理を嘆き、万物への慈しみを詠んだ数々の名句。彼の句に込められた、孤独と、それを越える深い愛情の源泉。これは、逆境の中でこそ輝きを増す、一人の人間の魂の記録。