- 製作
- 1929年 日本
- 時間
- 63分
- 監督
- 辻吉郎
- 出演
- 大河内伝次郎葛木香一酒井米子
- 種類
- 時代劇
【渡世の義理で斬った男。その妻子を守るため、孤独なやくざ・時次郎は、果てなき修羅の旅路を歩む仁侠時代劇。】
上州(現在の群馬県)を舞台に、やくざ渡世の義理と人情に生きる男、沓掛時次郎。彼は親分の命令で、病に倒れた三蔵という男を斬る。しかし、死に際の三蔵から妻子を託された時次郎は、渡世の掟と人間としての情の狭間で苦悩。斬った男の妻・おきぬと幼い息子・太郎吉を連れ、追手から逃れるあてのない旅へ。束の間の安らぎと、忍び寄る非情な現実。時次郎は、自らが背負った重い宿命と向き合い、愛する者を守るため、最後の決断を下す。