- 製作
- 1956年 日本
- 時間
- 65分
- 監督
- 三隅研次
- 出演
- 市川雷蔵近藤美恵子三田登喜子
- 種類
- 時代劇
【友を斬り、愛を捨て、修羅の道を往く。編笠に顔を隠した孤高の剣士・権八の、血と涙に濡れた宿命の旅路。】
舞台は太平の世が揺らぎ始めた江戸時代。類まれな剣の腕を持つが、ある罪を背負い、深く編んだ笠で顔を隠して旅を続ける若き浪人、白井権八。故郷で親友を斬ってしまった彼は藩を抜け、愛する人との未来を捨ててお尋ね者となる。彼の目的は、ただ生き延びること。しかし、その卓越した剣技が彼を放ってはおかず、道中で追手や賞金稼ぎに命を狙われる。人を斬り続けることでしか己の生を繋げない非情な運命。旅の果てに彼を待ち受けるものとは。過去の罪と向き合い刀を抜く時、権八の剣は誰に向けられるのか。