- 製作
- 1993年 アルメニア,ドイツ
- 時間
- 84分
- 監督
- ドン・アスカリアン
- 出演
- アリク・アサトリアンミカエル・ステパニアンカレン・ガニベキアン
- 種類
- ヒューマンドラマ
【ベルリンの映画監督を苛む、故郷アルメニアの記憶。失われた過去と現在が交錯する、魂の彷徨。】
現代のベルリン。アルメニア人映画監督のドンは、幼少期を過ごした故郷の村の記憶に囚われていた。特に、ソ連による圧政下で姿を消した少年「アヴェティック」の幻影。彼は自らのアイデンティティの根源を探るように、映画製作を通して過去の断片を繋ぎ合わせようと試みる。しかし、記憶は曖昧で、現実と幻想の境界は次第に溶け出していく。故郷、家族、そして失われた少年。彼の魂は、時空を超えた彷徨の果てに何を見出すのか。ドン・アスカリアン監督が自らの体験を基に描く、詩的な映像叙事詩。