ベルリンの映画監督を苛む、故郷アルメニアの記憶。失われた過去と現在が交錯する、魂の彷徨。
現代のベルリン。アルメニア人映画監督のドンは、幼少期を過ごした故郷の村の記憶に囚われていた。特に、ソ連による圧政下で姿を消した少年「アヴェティック」の幻影。彼は自らのアイデンティティの根源を探るように、映画製作を通して過去の断片を繋ぎ合わせようと試みる。しかし、記憶は曖昧で、現実と幻想の境界は次第に溶け出していく。故郷、家族、そして失われた少年。彼の魂は、時空を超えた彷徨の果てに何を見出すのか。ドン・アスカリアン監督が自らの体験を基に描く、詩的な映像叙事詩。
ネット上の声
- 内容はちょっと理解しにくいところはあるものの、タルコフスキーのオマージュとかが入
- だれかの記憶の断片を曖昧な思い出で繋いでいくようなシーケンスが続く
- 吉祥寺のアップリンクにポスターが貼ってて何故か強烈に覚えてた作品
- 六本木にあったシネ・ヴィヴァンで観たのだと記憶している
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国アルメニア,ドイツ
- 時間84分
- 監督ドン・アスカリアン
- 主演アリク・アサトリアン