- 製作
- 2021年 日本
- 時間
- 52分
- 監督
- 井上昭
- 出演
- 中村梅雀柄本佑中村玉緒
- 種類
- 時代劇
藤沢周平の短編小説を中村梅雀主演、時代劇の名手・井上昭監督のメガホンで実写化。かつて妻を手にかけたことを悔いる浪人の小谷善左エ門と、同じ長屋に住む訳ありの若い男女、3人それぞれの心模様を描いた。裏店の長屋で筆づくりの内職をして生活している浪人の小谷善左エ門は、同じ長屋に住む船頭の吉蔵から、一緒に暮らすお峯の様子を見張るように頼まれていた。元は船宿の女将と抱え船頭だった2人は駆け落ちし、世間から身を隠すように暮らしているが、お峯は退屈な日々に虚しさを感じ始めていた。気晴らしのため川向こうへと架かる橋を渡ってみたいというお峯と、居場所が人に知れることを恐れて橋を渡るなという吉蔵。そんな2人の様子を、善左エ門はかつての自分と、自ら手にかけてしまった妻の姿に重ねあわせていたが……。原作は、さまざまな人が行き交う江戸にかかる橋を舞台に描いた短編集「橋ものがたり」に収められた一編。善左エ門役の中村梅雀のほか、吉蔵役の柄本佑、お峯役の安藤サクラが出演。藤沢周平原作の時代劇を多数手がける時代劇専門チャンネルによって映像化され、2022年2月1日に同チャンネルで初放送。それに先立つ1月28日からイオンシネマで劇場上映。