- 製作
- 2021年 フィリピン,日本
- 時間
- 110分
- 監督
- ブリランテ・メンドーサ
- 出演
- 尚玄ロニー・ラザロビューティー・ゴンザレス
- 種類
- ヒューマンドラマ
カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した「キナタイ マニラ・アンダーグラウンド」をはじめ、「ローサは密告された」「罠 被災地に生きる」など不条理な社会のなかでもがきながら生きる人々を描いてきたフィリピンの名匠ブリランテ・メンドーサが、プロボクサーを目指して日本からフィリピンに渡った青年の実話を基に描いたヒューマンドラマ。沖縄で母親と2人で暮らす津山尚生(なお)は、プロボクサーになる夢を抱いているが、幼少期に右膝から下を失い、義足であることことから、日本ではプロライセンスが取得できない。夢をあきらめきれない尚生は、フィリピンへ渡ることを決意。そこではプロを目指すボクサーたちの大会で3戦全勝すればプロライセンスを取得でき、さらに義足の尚生でも毎試合前にメディカルチェックを受ければ、ほかの者と同じ条件で挑戦できる。尚生はトレーナーのルディとともに、慣れない異国の地で夢への第一歩を踏み出す。沖縄出身で海外作品でも活躍する尚玄が主人公の尚生役を演じたほか、プロデューサーにも名を連ねた。尚生を見守る母親役に南果歩。