- 製作
- 1976年 ハンガリー
- 時間
- 94分
- 監督
- メーサーロシュ・マールタ
- 出演
- モノリ・リリヤン・ノヴィツキ
- 種類
- ヒューマンドラマ
「アダプション ある母と娘の記録」で女性として初めてベルリン国際映画祭金熊賞に輝いたハンガリーのメーサーロシュ・マールタ監督が、閉塞的な社会で互いに自分が正しいと信じて衝突するカップルを描いたドラマ。
工場で働きながら農学を学んでいるユリは、上司ヤーノシュと恋に落ちる。ユリはヤーノシュに誠実な関係を望む一方で、元パートナーとの間に子どもがいることを彼に隠していた。やがて子どもの存在はヤーノシュの知るところとなるが……。
ドキュメンタリー作家としてキャリアをスタートしたメーサーロシュ監督が、作為性や修飾を極限にまで削ぎ落として描き出す。1977年・第30回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した。日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」(2023年5月26日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。