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ハンガリーのメーサーロシュ・マールタ監督が歳の離れた2人の女性の交流を描き、1975年・第25回ベルリン国際映画祭で女性監督として初めて金熊賞を受賞した記念すべき作品。
工場で働いている43歳の女性カタは夫を亡くし、現在は既婚者と不倫関係にある。カタは子どもを設けることを望んでいるが、愛人はそれを拒否する。そんなある日、寄宿学校で暮らすアンナと知り合ったカタは彼女の面倒を見ることになり、歳の離れた2人の間には奇妙な友情が芽生えはじめる。
後に「海の上のピアニスト」などを手がける撮影監督コルタイ・ラヨシュが撮影を担当。日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」(2023年5月26日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。
ネット上の声
- 顔のアップが多く、人々の表情は乏しいが、何かを訴えかけている様な瞳が印象的だった
- ハンガリー出身の女性監督、メーサーロシュ・マールタの名を世界に知らしめた傑作
- 「ナイン・マンス」との二本立て
- アダプション=養子にする
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国ハンガリー
- 時間88分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演ベレク・カティ
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ハンガリーを代表する女性監督メーサーロシュ・マールタによる自伝的映画「日記」3部作の第2部。モスクワ留学から1956年のハンガリー動乱前夜までを描き、1987年・第37回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した。
養母マグダのもとを離れ織物工場に勤めるユリは、映画監督を志して、モスクワの大学で映画制作を学び始める。スターリン死去後、ユリは卒業制作として労働者の実情をとらえたドキュメンタリー映画を完成させるが、反社会主義リアリズム的な内容とみなされ再編集を命じられてしまう。そんな中、ユリは父がすでに亡くなっていたことを知らされる。
メーサーロシュ監督の義理の息子ヤンチョー・ニカが撮影を担当。日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集 第2章」(2025年11月14日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国ハンガリー
- 時間132分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演ツィンコーツィ・ジュジャ
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ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国ハンガリー
- 時間109分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演ヤン・ノヴィツキ
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「アダプション ある母と娘の記録」や「日記」3部作などで知られるハンガリーの名匠メーサーロシュ・マールタが、1968年に発表した長編劇映画デビュー作。マールタ監督が後に繰り返し描く「養子」をテーマにした自伝的作品で、孤児として育った女性が両親を追い求める姿を描き出す。
児童養護施設で育ったエルジは24年ぶりに、小さな村で暮らす実母を訪ねる。再婚していた母は娘の来訪に戸惑い、彼女を姪と偽って新しい家族に紹介する。家族関係の修復も曖昧なまま街へ戻ったエルジは、行きずりの男と交際しながら鬱々とした日々を送っていた。そんなある日、見知らぬ中年男性がエルジの前に現れ、彼女の両親が死んだことを告げる。
日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集 第2章」(2025年11月14日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国ハンガリー
- 時間84分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演コヴァーチュ・カティ
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「アダプション ある母と娘の記録」で女性監督として初めてベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したハンガリーの名匠メーサーロシュ・マールタが、自身の激動の半生をモデルに描いた自伝的映画「日記」3部作の最終作。1956年のハンガリー動乱から民主化運動の挫折までを描き、戦争の余波と闘いの行方を問う。
1956年10月23日、ブダペストで民衆が蜂起する。留学先のモスクワで足止めされていたユリは、12月になってようやく帰国を許される。カメラを手にしたユリは、祖国の荒廃した街並みや犠牲者を見つめていく。その年の大みそか、ユリたちは一堂に会し、政治的立場の異なる者たちも仮装や音楽、ダンスをともに楽しむ。しかし、反動分子への弾圧はとどまるところを知らず……。
日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集 第2章」(2025年11月14日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。
ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国ハンガリー
- 時間117分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演ツィンコーツィ・ジュジャ
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ハンガリーを代表する女性監督メーサーロシュ・マールタが、キャリア初期のイザベル・ユペールを主演に迎え、代理出産をめぐって変容していく2人の女性の関係と、戦争がもたらす残酷な宿命を描いたドラマ。
1936年。ユダヤ人のイレーンは、不妊に悩む裕福な友人スィルヴィアから、彼女の夫との間に子どもをつくって欲しいと頼まれる。生まれた子どもには莫大な財産の相続が約束されたが、イレーンとスィルヴィアの関係は次第に悪化していく。やがて世界ではファシズムが台頭し……。
ユペールがイレーン、「ナイン・マンス」「マリとユリ」にも出演したメーサーロシュ監督作の常連俳優モノリ・リリがスィルヴィアを演じた。日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」(2023年5月26日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。
ネット上の声
- 現代に共通する女性のいざこざ、"あるある"
- ユペールの美しさに惹かれて
- ふたりの女、ひとりの男
- 男の未来はつらいよ♥️でも、フィクションである
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国ハンガリー,フランス
- 時間105分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演イザベル・ユペール
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1970年代ハンガリー、予期せぬ妊娠を機に、一人の女性が自我に目覚め、愛と自立の狭間で未来を模索する物語。
舞台は1970年代のハンガリー。工場で働く若い女性ユーリは、既婚者の上司ヤーノシュと恋に落ちる。保守的な社会の価値観に縛られず、自由な恋愛を楽しむ彼女。しかし、予期せぬ妊娠が二人の関係を根底から揺るがす。結婚を迫り、支配的になるヤーノシュに対し、ユーリの中に芽生える違和感と自立心。子供の父親への愛情と、一人の人間としての尊厳。その狭間で揺れ動く彼女が、9ヶ月という時間の中で見つけ出す自分だけの答え。果たして彼女が下す決断とは。
ネット上の声
- ユリ役の俳優さんがとても魅力的 最後は驚いた なんか膨らみとかすっ...
- 昼ドラみたい(メイド・イン・ハンガリー)
- タイトルから出産までの話なのは
- 下品なフランス映画が懐かしくなる。
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国ハンガリー
- 時間94分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演モノリ・リリ
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ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国ハンガリー
- 時間81分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演クートヴェルジ・エルジェーベトゥ
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1975年の「アダプション ある母と娘の記録」で女性として初めてベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したハンガリーのメーサーロシュ・マールタ監督が、家父長制の残る1970年代ハンガリーでつらい結婚生活を送る2人の女性の連帯を、厳しくも誠実なまなざしで描いたドラマ。
偏狭な夫と暮らす中年女性マリと、アルコール依存の夫を持つ若い女性ユリ。つらい結婚生活を送る彼女たちは、慰めを求めあう。やがて互いの葛藤について知った2人は、それぞれの未来のため、ある選択をする。
「彼女について私が知っている二、三の事柄」のマリナ・ブラディがマリ、メーサーロシュ監督作の常連俳優モノリ・リリがユリを演じた。日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」(2023年5月26日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。
ネット上の声
- ユリの家でアルコール依存症のユリの夫が放った
- 寮の管理人と住人 inハンガリー
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国ハンガリー
- 時間98分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演マリナ・ヴラディ
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1970年代ハンガリー、ビートミュージックの響きの中、自由を求める若者たちの刹那的な恋と青春を描く物語。
1970年、ハンガリーの首都ブダペスト。堅実な婚約者がいながらも、どこか満たされない日々を送る少女ユーリ。ある日、彼女は友人に誘われ、野外ロックコンサートへ。そこで鳴り響くビートミュージックと、カリスマ的なバンドマンの姿に、彼女の心は瞬く間に奪われる。安定した未来か、それとも衝動的な恋か。ユーリは全てを投げ出し、バンドの追っかけとなることを決意。自由と解放を求める若者たちとの旅。しかし、夢のような時間は長くは続かず、彼女は甘くほろ苦い現実と向き合うことになる。
ネット上の声
- 何故か観続けられる、観続けてしまう。こんな映画ってたまにある
- 場面場面のストーリーはあるんだけど 全体通すとよく分からない
- ハンガリーの団塊の世代のお話。
- オシャレなハンガリー映画
音楽
- 製作年1970年
- 製作国ハンガリー
- 時間89分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演ヤロスラヴァ・シャレロヴァ