-
ハンガリーのメーサーロシュ・マールタ監督が歳の離れた2人の女性の交流を描き、1975年・第25回ベルリン国際映画祭で女性監督として初めて金熊賞を受賞した記念すべき作品。
工場で働いている43歳の女性カタは夫を亡くし、現在は既婚者と不倫関係にある。カタは子どもを設けることを望んでいるが、愛人はそれを拒否する。そんなある日、寄宿学校で暮らすアンナと知り合ったカタは彼女の面倒を見ることになり、歳の離れた2人の間には奇妙な友情が芽生えはじめる。
後に「海の上のピアニスト」などを手がける撮影監督コルタイ・ラヨシュが撮影を担当。日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」(2023年5月26日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。
ネット上の声
- ハンガリー出身の女性監督、メーサーロシュ・マールタの名を世界に知らしめた傑作
- 「ナイン・マンス」との二本立て
- アダプション=養子にする
- そして人生はつづく
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国ハンガリー
- 時間88分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演ベレク・カティ
-
ハンガリーを代表する女性監督メーサーロシュ・マールタが、キャリア初期のイザベル・ユペールを主演に迎え、代理出産をめぐって変容していく2人の女性の関係と、戦争がもたらす残酷な宿命を描いたドラマ。
1936年。ユダヤ人のイレーンは、不妊に悩む裕福な友人スィルヴィアから、彼女の夫との間に子どもをつくって欲しいと頼まれる。生まれた子どもには莫大な財産の相続が約束されたが、イレーンとスィルヴィアの関係は次第に悪化していく。やがて世界ではファシズムが台頭し……。
ユペールがイレーン、「ナイン・マンス」「マリとユリ」にも出演したメーサーロシュ監督作の常連俳優モノリ・リリがスィルヴィアを演じた。日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」(2023年5月26日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。
ネット上の声
- ユペールの美しさに惹かれて
- 現代に共通する女性のいざこざ、"あるある"
- ふたりの女、ひとりの男
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国ハンガリー,フランス
- 時間105分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演イザベル・ユペール
-
「アダプション ある母と娘の記録」で女性として初めてベルリン国際映画祭金熊賞に輝いたハンガリーのメーサーロシュ・マールタ監督が、閉塞的な社会で互いに自分が正しいと信じて衝突するカップルを描いたドラマ。
工場で働きながら農学を学んでいるユリは、上司ヤーノシュと恋に落ちる。ユリはヤーノシュに誠実な関係を望む一方で、元パートナーとの間に子どもがいることを彼に隠していた。やがて子どもの存在はヤーノシュの知るところとなるが……。
ドキュメンタリー作家としてキャリアをスタートしたメーサーロシュ監督が、作為性や修飾を極限にまで削ぎ落として描き出す。1977年・第30回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した。日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」(2023年5月26日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。
ネット上の声
- ユリ役の俳優さんがとても魅力的 最後は驚いた なんか膨らみとかすっ...
- 昼ドラみたい(メイド・イン・ハンガリー)
- タイトルから出産までの話なのは
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国ハンガリー
- 時間94分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演モノリ・リリ
-
ハンガリーを代表する女性監督メーサーロシュ・マールタが、不良の婚約者とミュージシャンの青年との間で揺れ動く女性の逃避行を軽やかに描いた青春音楽映画。
ビート・ミュージックを愛する若者たちは、工場で働きながら冴えない日々を過ごしていた。ユリは結婚の約束をしている不良の青年がいたが、ミュージシャンと恋に落ちてしまう。ギグを開くという彼とともに小旅行へ出るユリだったが、嫉妬深い婚約者と彼の不良仲間たちが執拗に追いかけてきて……。
閉塞感に満ちた家父長的な社会から抜け出せない若者たちの思いを、鮮やかなビート・ミュージックにのせて描き出す。日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」(2023年5月26日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。
ネット上の声
- 何故か観続けられる、観続けてしまう。こんな映画ってたまにある
- 場面場面のストーリーはあるんだけど 全体通すとよく分からない
- オシャレなハンガリー映画
- どこか遠くへ
音楽
- 製作年1970年
- 製作国ハンガリー
- 時間89分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演ヤロスラヴァ・シャレロヴァ
-
1975年の「アダプション ある母と娘の記録」で女性として初めてベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したハンガリーのメーサーロシュ・マールタ監督が、家父長制の残る1970年代ハンガリーでつらい結婚生活を送る2人の女性の連帯を、厳しくも誠実なまなざしで描いたドラマ。
偏狭な夫と暮らす中年女性マリと、アルコール依存の夫を持つ若い女性ユリ。つらい結婚生活を送る彼女たちは、慰めを求めあう。やがて互いの葛藤について知った2人は、それぞれの未来のため、ある選択をする。
「彼女について私が知っている二、三の事柄」のマリナ・ブラディがマリ、メーサーロシュ監督作の常連俳優モノリ・リリがユリを演じた。日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」(2023年5月26日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。
ネット上の声
- ユリの家でアルコール依存症のユリの夫が放った
- 寮の管理人と住人 inハンガリー
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国ハンガリー
- 時間98分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演マリナ・ヴラディ