- 製作
- 2020年 日本
- 時間
- 70分
- 監督
- 瀬浪歌央
- 出演
- 大塚菜々穂松嵜翔平川島千京
- 種類
- ヒューマンドラマ
これが長編初作品となる瀬浪歌央監督が、「存在」と「滅びゆく文化」をテーマに描いた幻想的なドラマ。降りしきる雨の中、森をさまよった塔子は、4人の男女が共同生活を送る家にたどり着く。彼らはどこからか食糧を調達して自給自足の生活を送っているが、何かが不自然で違和感を抱かせる空気を漂わせていた。それでも塔子は、屋外にあるドラム缶での風呂の焚き方や、渓流で洗濯する方法など、そこでの暮らし方を学んでいくなかで、次第に彼らとの生活になじんでいく。しかし、ある時、不思議なことが起こり始めて……。短編「パンにジャムをぬること」が海外の映画祭で上映された経験もある瀬浪監督が、2019年度の京都造形芸術大学(現京都芸術大学)映画学科の卒業制作として手がけた。「浜辺のゲーム」などに出演した俳優の大塚菜々穂が主人公の塔子役を演じ、プロデューサーも務めている。