- 製作
- 2021年 日本
- 時間
- 62分
- 監督
- 七里圭
- 出演
- 吉増剛造空間現代
- 種類
- ドキュメンタリー
「眠り姫」「のんきな姉さん」など異色の作品で知られる七里圭監督が、現代詩人の吉増剛造に迫り、七里監督にとって初となったドキュメンタリー作品。
80歳を超えてなお旺盛な創作活動を続ける、日本を代表する現代詩人・吉増剛造が、2019年に京都のライブハウスでオルタナティブロックバンド「空間現代」と朗読ライブ「背」を開催した。その年の夏、吉増はかつて津波を引き起こした海に面する宿の小部屋で、窓から見える霊島・金華山をながめながら「詩」を書いた。その「詩」に歌人・斎藤茂吉の短歌からの引用を加え、マスクや目隠しを用いながら、声の限りに叫び、朗読し、その持てる力を使い透明なガラスにドローイングする。吉増の鬼気迫るライブパフォーマンスの記録から、吉増から放たれる言葉の背後を浮き彫りにしていく。