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「眠り姫」「マリッジリング」の七里圭監督による異色ファンタジー。少女がたどる心の旅を、全てのセリフを排除した幻想的な映像でつづる。隠れた場所に醜いアザのある少女・里香。ある日、ねずみ色のフードをかぶった笛吹き男を見かけた彼女は、その音色に引き寄せられるように、不思議な世界へと迷い込んでいく。ヒロイン役に「ココロとカラダ」の阿久根裕子。音楽を手がけるのは、七里監督と長年にわたってコンビを組んできた侘美秀俊。
ネット上の声
- 会話の欠落と、音楽の静かな物語性
- 現実と妄想が侵蝕しあい、どちらが先行しているのか不覚に陥る
- 散らかしまくるの超楽しそうだった
- ちょっとは意味を添加できて安心
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間70分
- 監督七里圭
- 主演阿久根裕子
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繰り返しアンコール上映が行われる自主製作映画「眠り姫」をはじめ、「ホッテントットエプロン-スケッチ」「マジックリング」などで知られる七里圭監督が、2010年に東京国立近代美術館「建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション」展に出展された建築家・鈴木了二のインスタレーション「物質施行51:DUBHOUSE」を記録した短編作品。七里監督の全作品を網羅する特集上映「のんきな〈七里〉圭さん」にて劇場初公開。2022年4月、七里監督の「眠り姫」15周年特別上映に際して同時上映。
ネット上の声
- 冒頭、暗闇がしばらく続く、目が慣れていく、フィルムのザラつきがみえてくる、壁?床
- 冒頭、一見すると代わり映えしない暗闇に目と耳を凝らせば、フィルムの質感が感じられ
- ジャン=マリー・ストローブに『おお至高の光』という短編があって、そこでは音楽にエ
- 映画の解体でありつつ原初で極北と、まあ誉めようがないぐらいに凄い作品。
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間16分
- 監督七里圭
- 主演---
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夢のような空間の中で、少年と少女の出会いと別れを、科白を排して描いた短篇ドラマ。監督は「のんきな姉さん」の七里圭。撮影を『新任女刑務官 檻の中の花芯』の高橋哲也が担当している。主演は、「SF Short Films/仲良き事は良きことかな」の安妙子と映画初出演の大友三郎。尚、本作は「のんきな姉さん」と同時公開された。2001年製作。
ネット上の声
- 田村正毅の手になる撮影がさすがに匠の技で安定感あったが話自体はなんか高校生とかで
- その視点を超えも溢れもしないまま、男が男の目線で女を主人公として撮っている映画ほ
- 男の子が入浴している間に、脱ぎすてられた靴下を女の子がくんかくんかしてる姿が愛お
- 環境音は豊かだし人物の口は動いているのに、声だけ聞こえないという世界を初めて体験
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国日本
- 時間20分
- 監督七里圭
- 主演安妙子
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「眠り姫」「のんきな姉さん」など異色の作品で知られる七里圭監督が、現代詩人の吉増剛造に迫り、七里監督にとって初となったドキュメンタリー作品。
80歳を超えてなお旺盛な創作活動を続ける、日本を代表する現代詩人・吉増剛造が、2019年に京都のライブハウスでオルタナティブロックバンド「空間現代」と朗読ライブ「背」を開催した。その年の夏、吉増はかつて津波を引き起こした海に面する宿の小部屋で、窓から見える霊島・金華山をながめながら「詩」を書いた。その「詩」に歌人・斎藤茂吉の短歌からの引用を加え、マスクや目隠しを用いながら、声の限りに叫び、朗読し、その持てる力を使い透明なガラスにドローイングする。吉増の鬼気迫るライブパフォーマンスの記録から、吉増から放たれる言葉の背後を浮き彫りにしていく。
ネット上の声
- 序盤、作家がガラスを拭うだけで絵ができてしまっている
- 吉増剛造×空間現代の即興ライブパフォーマンス
- 窓というのは映画にとっても魅力的な素材だと思うが、肝心の吉増剛造のパフォーマンス
- 吉増剛造にも空間現代にも詳しくないのですが、終始サイヤ人のよくわからん次元の闘い
ドキュメンタリー
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間62分
- 監督七里圭
- 主演吉増剛造
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漫画家・山本直樹が内田百閒の短編小説「山高帽子」を基に描いた同名コミックを、「のんきな姉さん」の異才・七里圭監督が映画化。中学校の非常勤講師・青地は、近頃いくら眠っても寝不足ぎみで学校へ行くのを億劫に感じていた。奇妙な夢を繰り返し見続ける彼女は、やがて現実にまで違和感を覚えるようになり……。夢と現実の境界線を見失っていくヒロインの心象風景を、画面に姿を見せない登場人物の声や気配で描き出していく。西島秀俊が声の出演。2007年に製作・初公開されて以降、ソフト化をせず、映画館での視聴体験にこだわって長年アンコール上映を繰り返し、異例のロングランを記録。2016年11月には、10周年を記念して5.1chサラウンド&HDデジタルリマスター化した「サラウンドリマスター版」が公開。2022年4月にも15周年記念上映としてサウンドリマスター版が劇場公開。
ネット上の声
- 映画の懐の深さを知ることができる作品
- デートにはダメ、絶対(上級者向き)
- 自質上のラジオドラマ 役者は声のみ
- 無謀な映画です: 欠如の果てに―?
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間80分
- 監督七里圭
- 主演つぐみ
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「眠り姫」「サロメの娘」など実験的な作品を数多く手がける異才・七里圭監督が、横浜を舞台にした連作ショートフィルム「Life works」の一編として製作した短編作品。2人で1人の小説家を演じて暮らしていた三枝子と恵那だったが、恵那が精神のバランスを崩し、夜な夜な酔客からネクタイを奪うという奇行に走った挙句、行方をくらませてしまう。失踪した恵那を捜す三枝子は、残されたネクタイに見合う男、日高と出会う。そして恵那の捜索を続けるうちに、地図にない街の存在が浮上し……。2019年12月、東京・アップリンク吉祥寺の「七里圭・最新短編+長編6作 日替わり特集」で都内劇場初公開。
ネット上の声
- 西尾佳織さんって名前しか知らなかったのだが、でその状態で映画を見た 菊地敦子さん
- セリフも編集テンポも色遣いも意外なほどはっちゃけてる
- ほぇぇ、勉強不足含めて理解を拒まれている、、
- 軽やかだけど、なんか不気味な空気が漂う作品
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間15分
- 監督七里圭
- 主演菊地敦子
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「眠り姫」「ホッテントットエプロン-スケッチ」など知られる異才・七里圭監督が続けている、通常の映画制作のプロセスを逆転して音(サウンドトラック)から映像制作をするという実験的プロジェクト「音から作る映画」シリーズに連なる作品で、前作「サロメの娘 アナザサイド in progress」から100年以上が過ぎたらしい世界で、不在の父をめぐる娘と母の記憶の物語が紡がれる。女優の長宗我部陽子、バレエカンパニー「BATIK」主宰のダンサー・黒田育世がダブル主演。
ネット上の声
- 合成やスクリーンプロセス、あるいはプロジェクションマッピングは当たり前だけど画面
- 黒田育世の踊りを観るのは久々だなという事前の期待値ゆえか、つねに囁かれる言葉達が
- 映画ってお話でできているだけでなくてもっといろいろな要素があって成り立ってて、そ
- 音から作られた映画ゆえに他の一般的な劇映画とは演出やカット割が異なる
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間80分
- 監督七里圭
- 主演長宗我部陽子
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禁断の関係を持ってしまった姉弟の愛の行方を描いたドラマ。監督は、本作が初の劇場用長篇作品となる『新任女刑務官 檻の中の花芯』の七里圭で、森鴎外の『山椒大夫』、唐十郎の『安寿子の靴』、山本直樹の『のんきな姉さん』を下敷きに、監督自ら脚本を執筆。撮影を「秋聲旅日記」のたむらまさきが担当している。主演は、「アイデン&ティティ」の梶原阿貴と「MPD-PSYCHO/FAKE」の塩田貞治。尚、本作は「夢で逢えたら」と同時公開された。2002年製作。
ネット上の声
- 甘えている弟のために暫く連絡を取っていない女性に対し、課長や弟を養子にしたと言っ
- 七里さんの新作『背 吉増剛造×空間現代』で吉増さんの絶叫を聞こうと思って出かけて
- ヤスコの弟スシオが書いた小説「のんきな姉さん」には姉弟で体の関係を...
- 次のシーン、次のシーンへと進むたびに思ってたのとズレていく
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督七里圭
- 主演梶原阿貴
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「眠り姫」で知られる七里圭監督が、これまでにも「映画という音楽」「サロメの娘」といった作品を送り出してきた、音(サウンドトラック)から映画制作をするという実験的プロジェクト「音から作る映画」で生み出した一作。どことも知れぬ白い部屋で、記憶とも空想ともつかない独白を続ける女に呼応するように、さまざまな人々が現れる。キャストは、これまでの「音から作る映画」シリーズにも出演している女優の青柳いづみ、長宗我部陽子、ダンサーの黒田育世、現代芸術家の飴屋法水ら。
ネット上の声
- 映画を解体してくっつけるとこうなるということでしょうか。 もうこう...
- サロメの娘、3作シリーズと書いていたがトータルで考えると4作?
- in progressもremixも映像と音の関連性が不明瞭で不安定なイメージを
- 順々に見ているとついに語り部が姿を現し心が沸き立つ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督七里圭
- 主演青柳いづみ
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ミニシアターで繰り返しアンコール上映が行われている自主映画「眠り姫」をはじめ、「DUBHOUSE:物質試行52」「ホッテントットエプロン-スケッチ」といった作品で知られる異才・七里圭監督が、「映画を音から作る」というプロジェクトの第1弾として手がけた作品。その試みのため、2014年4月26日に一夜限りで実験的ライブを開催。そこに参加した音楽家など12人による、オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」(日夏耿之介による日本語訳「院曲撒羅米」のテキストを使用)を朗読する声や音楽を収めて構成されている。
ネット上の声
- 轟音が消えたある瞬間、内耳器官が部屋いっぱいに膨張して真空を必死に埋めようとして
- なんか昼寝のときに観る(聞く)映画ないかな~と探してみて再生してみたらすぐ寝れた
- 自明とみなされてきた映画と音楽の関係を一旦カッコでくくり、また別のオルタナティブ
- 日本語の語りのじいちゃんの声が安心する、でも話し方が少しいやかも、よくわからない
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間56分
- 監督七里圭
- 主演---
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「失楽園」「愛の流刑地」などで知られるベストセラー作家・渡辺淳一の短編小説を、「眠り姫」の七里圭監督が映画化。25歳のOL千波は、仕事で忙しい彼氏に不満を募らせていた。そんな時、彼女が働く部署に新しい課長・桑村が赴任してくる。桑村から食事に誘われた千波は、彼が既婚者だという安心感から気軽に付き合うことに。しかし、2人の心の距離は急速に近づいていき……。主演は保阪尚希と「笑の大学」の小橋めぐみ。
ネット上の声
- 昼ドラを特番にすると、こんな感じかな?
- 何度も「あちゃ~」ってつぶやいちゃう
- 人間、遊ばないとイカンですなぁ
- 高橋一生がかなりイイ!
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督七里圭
- 主演小橋めぐみ
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「眠り姫」「ホッテントットエプロン-スケッチ」などで知られる異才・七里圭監督が2014年から進めている実験的プロジェクト「映画を音から作る」の一環として制作された作品。同プロジェクトの第1弾「映画としての音楽」ライブ上映、第2弾「サロメの娘」アクースモニウム上映に続く、第3弾作品「サロメの娘 アナザサイド」へ向けた試作品(in progress)となる。出演はダンサーの黒田育世ほか。
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間70分
- 監督七里圭
- 主演黒田育世