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ナチス占領下のポーランド。200人の孤児たちを守るため、自らの命を懸けたユダヤ人医師の崇高なる闘い。
第二次世界大戦下、ナチス・ドイツ占領下のワルシャワ。ユダヤ人医師であり教育家のヤヌシュ・コルチャックは、ゲットー内で孤児院を運営。飢えと絶望が渦巻く過酷な環境の中、彼は子供たちの尊厳と未来を守るため、食料の確保や教育に奔走する。しかし、迫りくる強制収容所への移送命令。安全な逃亡の機会を捨て、コルチャックは子供たちと共に「死の行進」へと向かう決断を下す。絶望の淵で見せた、人間の気高さと愛の記録。
ネット上の声
- 映画の果たす大きな役割の一つは、この映画に登場するような異国の出来事や偉人を広く
- ここ最近コルチャック先生についての書籍を読んでいる(特に井上文勝著『子どものため
- 「よりよい生き方に憧れる心だけしかない」
- 「カティンの森」より優先させた作品!
孤児院、 伝記、 ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国ポーランド,ドイツ
- 時間118分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ヴォイチェフ・プショニャック
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1944年、ワルシャワ蜂起末期。地下水道に希望を求めた兵士たちの、絶望的な脱出劇。
舞台は第二次大戦末期、ナチス占領下のワルシャワ。ワルシャワ蜂起の抵抗も虚しく、壊滅寸前の一隊の兵士たち。彼らに残された唯一の活路は、街の地下に広がる下水道網という決定的出来事。指揮官に率いられ、暗く汚れた迷宮へと足を踏み入れる兵士たち。地上からの爆撃音、仲間との離散、迫りくる死の恐怖。光を求め、ただ生き延びるという目的。しかし、その先で待ち受けるのは希望か、更なる絶望か。極限状況で試される人間の尊厳を描く、戦争映画の金字塔。
ネット上の声
- アンジェイ・ワイダ監督「抵抗三部作」の第2作目
- 沈黙は言葉より雄弁。アンジェイ・ワイダ
- 往くも、退くも・・。自分だったら・・
- 欧州の地下水道は混み行っているなあ~
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国ポーランド
- 時間96分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演タデウシュ・ヤンツァー
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女子学生が追う、50年代の労働英雄の謎。社会主義ポーランドの光と影を暴く衝撃の探求。
1970年代のポーランド。映画大学の卒業制作に挑む女子学生アグニェシカ。彼女がテーマに選んだのは、1950年代に労働英雄として祭り上げられ、忽然と姿を消したレンガ職人ビルクートの生涯。関係者へのインタビューや古い記録フィルムを頼りに、彼の栄光と転落の軌跡を追うアグニェシカ。しかし調査を進めるうち、彼女は国家が隠蔽してきた体制の嘘と欺瞞という巨大な壁に直面。真実の探求。
ネット上の声
- ワイダ作品最強のヒロイン=アグニェシカ
- ソビエト連邦の国旗を覚えていますか
- タイトルから吸い込まれる〜。
- 歴史の流れを体感しました。
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国ポーランド
- 時間161分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演イエジー・ラジヴィオヴィッチ
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ポーランドの夜、偶然出会った若い医師と少女。一夜限りのゲームのような恋の駆け引きを描く、アンジェイ・ワイダの異色作。
1960年代、ポーランド・ワルシャワ。若き医師アンジェイは、ジャズとボクシングを愛し、刹那的な人間関係を好むクールな男。ある夜、彼はバーでペラギアと名乗る謎めいた少女と出会う。二人は彼の部屋で一夜を共にすることに。しかし、それは単なる情事ではない。互いの心を探り合うような会話、嘘と本音が交錯する恋のゲーム。夜が明ける時、彼らが見つけるものは本物の愛か、それとも虚無か。虚無感を抱える若者たちの肖像。
ネット上の声
- 一夜の恋、わからない女性像
- ワイダが描く恋愛ゲーム
- ほっと一息のラブコメ
- ジャズに彩られて…
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国ポーランド
- 時間87分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演クデウィシュ・ウォムニッキー
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第二次世界大戦終結のポーランド。暗殺命令を受けた若き抵抗運動の闘士が、一夜の恋に揺れる魂の彷徨。
1945年5月8日、ドイツ降伏の日。舞台は戦後の混乱が続くポーランドの地方都市。対独レジスタンスの若き闘士マチェクに下された、共産党地区委員長の暗殺指令。任務遂行のためホテルに潜入した彼は、そこで出会ったバーの女給クリスチーナと恋に落ちる。祖国への忠誠か、個人の幸福か。歴史の大きなうねりの中で、時代の波に翻弄される青年の苦悩と、一夜にして下される運命の決断。
ネット上の声
- 晩秋恒例のポーランド映画祭。今回は劇場を変えて、シネマート新宿に...
- ■アンジェイ・ワンダ監督の3部作、最終作〜🎬■
- 普通の人にはつまらないです。要注意!!
- 学生時代・・とにかくワイダにハマった
花火が印象的、 ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国ポーランド
- 時間102分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ズビグニエフ・チブルスキー
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フランス革命の激流の中、理想に燃えた二人の男。民衆の英雄ダントンと、恐怖政治のロベスピエールの対立。
1794年、フランス革命後のパリ。革命の英雄であり、民衆から絶大な人気を誇るジョルジュ・ダントンが、故郷からパリへと帰還。彼が目にしたのは、かつての盟友マクシミリアン・ロベスピエールが主導する恐怖政治によって、多くの市民がギロチンに送られる粛清の嵐。寛容を訴え、恐怖政治の終結を求めるダントン。一方、革命の純粋性を守るため、一切の妥協を許さないロベスピエール。かつて革命の理想を共有した二人の男の思想は、決定的に対立。フランスの未来を懸けた、壮絶な権力闘争の火蓋。
ネット上の声
- 最近の私はアジア~中東の風が吹いていてヨーロッパの歴史の気分ではなかったのだけど
- フランス革命晩期の混乱した恐怖政治の頃が舞台
- ポーランドのワイダ監督が描くフランス革命
- アンジェイ・ワイダ円熟期の最高傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国フランス,ポーランド
- 時間136分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ジェラール・ドパルデュー
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19世紀末ポーランド。富と成功を夢見る3人の若者が、欲望渦巻く工業都市で巨大な工場建設に挑む壮大な物語。
産業革命に沸く19世紀末のポーランド、ウッチ市。ポーランド人の貴族、ドイツ人の実業家、そしてユダヤ人の商人の3人の若き友人。彼らは「約束の土地」で一攫千金を夢見て、共同で巨大な紡績工場を建設する計画を始動。しかし、その野望の前には、裏切り、策略、そして非情な資本主義の現実が容赦なく立ちはだかる。友情と理想は、金と欲望の前に脆くも崩れ去ってしまうのか。近代化の波に翻弄される男たちの、栄光と破滅の年代記。
ネット上の声
- ワイダはやはり
- 映画祭のパンフによるとワイダ監督の最高傑作とも言われているらしいがその真偽のほど
- 久びさに壮大な作品を観た気がする
- 若き日の理想はやがて...。
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国ポーランド
- 時間172分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ダニエル・オルブリフスキー
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戦争は終わった。しかし、解放された強制収容所で始まる、魂の彷徨と愛憎の物語。
1945年、ドイツ。ナチスの強制収容所から解放されたポーランドの若き詩人タデウシュ。しかし、彼を待っていたのは自由ではなく、連合軍管理下の避難民キャンプでの新たな“収容”生活。戦争の記憶に苛まれ、人間性を失いかけた彼は、同じく収容されていたユダヤ人女性ニナと出会う。激しくぶつかり合いながらも惹かれ合う二人。絶望的な状況下で、彼らは生きる意味と愛を見出せるのか。巨匠アンジェイ・ワイダが描く、戦争が残した心の傷跡。
ネット上の声
- 1945年初頭のドイツ
- 撮り方と台詞回しが独特な…手持ちで顔に急接近したりするのはドキュメンタリー志向が
- 一度極限まで尊厳を踏みにじられた歴史が、かつての輝きを取り戻すのは不可能なのか
- (ポーランド映画祭2013) 第二次大戦後ドイツの迫害から解放されたはずのポーラ
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国ポーランド
- 時間105分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ダニエル・オルブリフスキー
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スターリン体制下のポーランド。芸術の自由を貫き、国家権力に抗った一人の前衛画家の不屈の魂の記録。
第二次世界大戦後のポーランド。前衛画家ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキは、芸術は政治の道具ではないという信念を貫く。しかし、社会主義リアリズムを強要するスターリン主義の政府は、彼の芸術活動を徹底的に弾圧。大学教授の職を追われ、画材も配給されず、創作の術を奪われていく。極貧と孤独の中、それでも自らの芸術的信念を曲げない彼の壮絶な闘い。巨匠アンジェイ・ワイダが遺した、芸術家の尊厳を問う最後のメッセージ。
ネット上の声
- 独裁下での自由追求は、戦時日本よりも立派
- 自身を投影させたようなワイダ監督の遺作。
- その終わりを知っているからこそ悲しい
- 人は認識したものしか見ていない
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国ポーランド
- 時間99分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ボグスワフ・リンダ
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主演俳優、来たらず。撮影現場に残された者たちが語る、一人の天才俳優の虚像と実像。映画と現実が交錯する鎮魂歌。
ポーランドの映画監督アンジェイ・ワイダが、盟友であり不慮の事故で亡くなった俳優ズビグニエフ・ツィブルスキに捧げた一作。映画の撮影初日、主演俳優が現場に姿を現さない。彼は物語の冒頭、疾走する列車から飛び降りるはずだった。撮影は中断し、監督や共演者、彼の妻だった女優は、彼の行方を追いながら、その破天荒な生き様や才能について語り始める。彼らの回想と、撮影されるはずだった映画のシーンが交錯し、虚構と現実の境界は次第に曖昧になっていく。一人の俳優の不在が浮き彫りにする、映画作りの情熱と、失われた者への哀悼。ワイダ監督による、極めて私的で痛切な魂の記録。
ネット上の声
- ワイダ監督お気に入りの俳優、ツィブルスキが39歳の若さで事故死してその失意の中か
- 待てども待てどもスターは撮影現場に現れない
- ワイダ版“8 1/2”は…
- アンジェイ・ワイダ監督の『灰とダイヤモンド』で主演として心に突き刺さる姿を見せて
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国ポーランド
- 時間98分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ベアタ・ティシュキエヴィッチ
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第二次大戦下、ソ連軍の捕虜となったポーランド将校たち。彼らの帰りを待つ家族を襲った、歴史の闇に葬られた大虐殺の真実。
1939年、第二次世界大戦下のポーランド。ソ連軍の侵攻により、将校アンジェイは多くの同胞と共に捕虜となる。彼の帰りを待つ妻アンナと娘。しかし、彼からの連絡は一通の日記を最後に途絶える。やがて戦争が終わり、ナチス・ドイツによって「カティンの森」でポーランド将校たちの集団墓地が発見されたという衝撃の報。ソ連は罪をドイツになすりつけ、真実は闇の中へ。愛する人の生存を信じ続ける家族の願いと、歴史の嘘に引き裂かれる人々の魂の叫び。巨匠ワイダが自身の父の死の謎に迫った、衝撃の実話。
ネット上の声
- 第二次世界大戦中、1万数千人のポーランド軍将校が虐殺された「カティンの森事件」を
- ポーランドを代表する監督アンジェイ・ワイダの御年80歳の作品
- 歴史は重い
- 映画は、第二次世界大戦下にソ連国内のカティンの森でポーランド人捕虜の将校・予備役
不幸な結末のバッドエンド、 戦争、 実話、 サスペンス
- 製作年2007年
- 製作国ポーランド
- 時間122分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演マヤ・オスタシェフスカ
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革命の理想に燃える若者たち。神なき時代の虚無が、彼らを狂気と破壊へと駆り立てる、ドストエフスキー原作の衝撃作。
19世紀後半、帝政ロシアの地方都市。革命思想に魅了された若者たちが秘密結社を結成。カリスマ的な指導者スタヴローギンを中心に、社会変革の理想を語り合う日々。しかし、純粋だったはずの情熱は、次第に過激な思想へと変貌。神を否定し、人間性の限界を試すかのような彼らの行動は、嫉妬、裏切り、そして殺人を呼び起こす。理想は虚無に飲み込まれ、町は混乱の渦へ。ポーランドの巨匠ワイダが、ドストエフスキーの難解な長編小説を、舞台劇のような緊迫感で映像化した、人間の魂の深淵を覗き込む問題作。
ネット上の声
- 文豪ドストエフスキーの原作をアンジェイ・ワイダ監督が映画化したディスカッションド
- 原作はドストエフスキーの代表作
- ランベール・ウィルソンが良い
- 原作ファンとして、監督はあまりにも難しい作品を選び過ぎた…と思う、纏めきれていな
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国フランス
- 時間116分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演イエジー・ラジヴィオヴィッチ
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30年代のポーランドを舞台に、故郷に静養に訪れた男が、成長した隣家の幼なじみの女たちに翻弄される様を皮肉と叙情を交えて描いた一編。監督は「コルチャック先生」「聖週間」のポーランドを代表する名匠、アンジェイ・ワイダで、本作は彼が79年に手掛けた、彼にしては珍しく政治色が皆無の作品で、今回が日本初公開となる。製作主任はバルバラ=ペツ・スレシカ。脚本は、ポーランドの国民的作家ヤロスラフ・イヴァンシュケヴィッチ(特別出演も)の同名短編を、ズビグニエフ・カミンスキが執筆。撮影は「大理石の男」「愛の記録」でワイダと組んだ、「デカローグ第2・3話」のエドワルド・クォシンスキ。美術のアラン・ストラスキ、編集のハリナ・プルガルはワイダ作品の常連スタッフ。主演は「婚礼」などワイダ作品の常連で、「愛と哀しみのボレロ」ほか国際的にも知られるダニエル・オルブリスキ。共演はワイダ夫人でもあるクリスティナ・ザフヴァトヴィッチ、「婚礼」のマヤ・コモロフスカ、監督作「不倫の公式」直後に自殺を遂げたフランスの女優クリスティーヌ・パスカルほか。
ネット上の声
- たぶん戦争により失われし青春、老いたる生と迫り来る死みたいな映画だったがだいぶ熟
- 相変わらず前半意識とんでいたのでよくわからんかったけど、とりあえず主人公はかつて
- 三十年ぶりに再見したが、屈折しながらも「哀惜」の念、「臆病者」だったのか中断し無
- 長く離れた故郷に帰るひととき、かつての自分/今の自分、かつての彼女ら/今の彼女ら
ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国ポーランド,フランス
- 時間118分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ダニエル・オルブリフスキー
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1943年、ワルシャワ。ナチス占領下の狂気の中、一人の男がユダヤ人の元恋人を救うため、命がけの選択。
第二次世界大戦末期の1943年、ワルシャワ。ゲットー蜂起の炎が街を包む聖週間。建築家のヤンは、かつての恋人イレナと偶然の再会。彼女はナチスの迫害から逃れるユダヤ人。見て見ぬふりなどできないヤンは、妻子のいる自宅アパートに彼女を匿う決意。しかし、その善意は密告を恐れる隣人たちの猜疑心と敵意を呼び覚ます。極限状況下で試される人間の良心と、戦争が暴き出す社会の狂気。彼の決断が招く、予測不能な運命。
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国ポーランド,ドイツ,フランス
- 時間97分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ベアタ・フダレイ
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老人たちが戻る、かつての学び舎。背負うのは若き日の自分の人形。生と死が交錯する、衝撃の前衛演劇。
ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダが記録した、タデウシュ・カントル演出の伝説的舞台。舞台は古びた教室。そこに現れるのは、腰の曲がった老人たち。彼らの背中には、少年少女時代の自分を模した等身大の人形。授業が始まると、蘇る遠い記憶、戦争の断片、そして死の匂い。過去と現在、生者と死者が混在する異様な空間。歴史の記憶と個人のトラウマが呼び覚まされる、強烈な視覚体験。これは演劇か、それとも魂の儀式か。観る者の記憶を揺さぶる、唯一無二の映像芸術。
ネット上の声
- 面白い…!自分にはまだその理由や解釈をうまく言語化して表現することが難しすぎて出
- ポーランドの前衛芸術家タデウシュ・カントールの代表作「死の教室」を、同じくポーラ
- これぞ芸術の秋にぴったり✨演劇界の鬼才タデウシュ・カントールの「死の演劇」をアン
- 劇作家タデウシュ・カントールの代表作を、アンジェイ・ワイダがアウシュヴィッツの気
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国ポーランド
- 時間75分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演マリア・グレツカ
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ナチス政権下のドイツ。許されざる愛に身を投じたドイツ人女性とポーランド人捕虜の、悲しくも美しい運命。
第二次世界大戦中のドイツの田舎町。夫が出征し、一人で店を切り盛りする女性・ポーリーヌ。彼女の元へ、労働力として若きポーランド人捕虜のスタニスワフが送られてくる。敵国同士の二人だが、やがて惹かれ合い、人目を忍んで愛を育むように。しかし、ナチスの人種法は、彼らの関係を「国家への裏切り」として固く禁じていた。密告と監視の目に怯えながらも、純粋な愛を貫こうとする二人。日に日に増していく社会からの圧力が、彼らを逃れられない悲劇へと追い詰めていく。
ネット上の声
- 「アンジェイ・ワイダのナチスもの」と聞くとつい構えてしまうが、80年代の作品で製
- ヨーロッパヨーロッパ以来の人種チェックアイテムの登場にヒエッとなった
- ワイダ「鉄の男」の翌年の作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国ポーランド,フランス
- 時間107分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ハンナ・シグラ
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坂東玉三郎が一人二役で描く、聖なる男と宿命の女。ドストエフスキーの愛と狂気が交錯する、魂の物語。
舞台は19世紀ロシア。純粋無垢な魂を持つムイシュキン公爵と、彼をめぐる情熱的な商人ロゴージン、そして美しくも破滅的な女ナスターシャ。坂東玉三郎が、聖なる公爵と宿命の女ナスターシャの一人二役に挑むという前代未聞の演出。二人の男の愛が、ナスターシャを救済へと導くのか、それとも破滅の淵へと突き落とすのか。人間の内なる善と悪、愛と憎しみが激しくぶつかり合う、ワイダ監督による圧巻の舞台劇の映画化。その結末に待つ衝撃。
ネット上の声
- アンジェイ・ワイダ監督✖️坂東玉三郎❗️
- CG無しの変身!(凄いよ♡)
- ポーランド映画祭2019にて鑑賞
- 推し(玉さま)が推し作家(ドストエフスキー)の中でも一番好きな作品(白痴)の最推
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国日本,ポーランド
- 時間99分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演坂東玉三郎
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ポーランド中央部の小さな町を舞台に、妻の死を引きずりながらひっそりと生きる森林監視人の姿を描く。監督は「ダントン」のアンジェイ・ワイダ、原作・脚本はヤロスラフ・イヴァシュキェヴィッチ、撮影はジグムント・サモシウク、音楽はアンジェイ・コジンスキが担当。出演はダニエル・オルブリフスキほか。
ネット上の声
- けっこう照明、撮影が雑だけど、不思議とそれに慣れてくる
- [見事な逆光&光量のなさで白樺の幹が真っ黒] 30点
- 撮影者の影の映り込みを気にしない
- ロシア映画っぽい内容だったな
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国ポーランド
- 時間99分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ダニエル・オルブリフスキー
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ナチス占領下のワルシャワで、無軌道な若者が愛とイデオロギーに目覚め、レジスタンスに身を投じる青春戦争叙事詩。
第二次世界大戦末期、ナチス・ドイツ占領下のポーランド、ワルシャワ。目的もなく日々を過ごしていた若者スタフは、美しい女性闘士ドロタとの出会いをきっかけに、共産主義の地下抵抗組織に加わる。仲間との友情、裏切り、そして死。過酷な現実を目の当たりにしながら、彼は無垢な少年から冷徹な戦士へと変貌を遂げていく。ポーランド映画界の巨匠アンジェイ・ワイダが描く、「抵抗三部作」の原点にして、戦争が若者から何を奪い、何を与えたのかを問う衝撃作。
ネット上の声
- 戦後ポーランド映画はここから始まった
- 三部作の中ではかなり落ちますが・・・
- 短パン姿のポランスキーが観られます。
- 自由を希求する若者たちのエネルギー
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国アメリカ
- 時間88分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演タデウシュ・ウォムニツキ
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一人の電気技師が、国家を動かした。ポーランドの歴史を変えた男、レフ・ワレサの真実の物語。
1970年代、共産主義体制下のポーランド。グダニスク造船所で働く電気技師レフ・ワレサは、ごく普通の家庭人。しかし、政府による労働者への弾圧を目の当たりにし、彼の心に抵抗の炎が点火。仲間たちを率いて立ち上がり、自主管理労組「連帯」を結成。国家からは危険分子と見なされ、監視、脅迫、投獄という過酷な弾圧。それでも、家族と仲間に支えられ、自由を求めるワレサの闘志は決して消えない。不屈の信念で国民的英雄となった男の、希望への軌跡。
ネット上の声
- アンジェイ・ワイダ監督の熱を感じる作品もう1本‼️
- 淡々とした印象。メリハリがもう少しあれば
- アンジェイ・ワイダ監督の瑞々しさは健在。
- 見ていて、見終わって感じた
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国ポーランド
- 時間124分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ロベルト・ヴィェンツキェヴィチ
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第二次大戦末期のポーランド。ナチスとソ連、二つの大国に翻弄される若き兵士の愛と絶望の物語。
1944年、ナチスドイツ占領下のワルシャワ。蜂起に参加した青年マルチンは、恋人を失いながらも奇跡的に生き延びる。彼が持つのは、鷲の紋章が刻まれた指輪。それはポーランド独立の象徴。しかし、戦争が終わり解放されたはずの祖国を待っていたのは、ソ連による新たな支配だった。自由を求めるかつての仲間たちが次々と弾圧される過酷な現実。マルチンは正義と忠誠のはざまで苦悩し、自らの生きる道を見失っていく。歴史の渦に飲み込まれた青年の魂の彷徨の記録。
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国ポーランド,イギリス,ドイツ,フランス
- 時間106分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ラファウ・クルリコフスキー
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世紀末ポーランド、ある婚礼の夜。祝宴に現れた亡霊たちが、抑圧された国家の魂を呼び覚ます。
20世紀初頭、外国の支配下にあったポーランドの田舎村。都会の詩人と農家の娘の婚礼が、盛大に執り行われていた。インテリ層と農民たちが一堂に会し、ウォッカを酌み交わし踊り明かす祝宴。しかし、夜が更けるにつれ、その場に歴史上の人物や亡霊たちが姿を現し始める。彼らは、ポーランドが失った栄光、抱える葛藤、そして独立への渇望を象徴する存在。幻想と現実が交錯する一夜の狂乱の中で、ポーランド民族の魂の叫びが木霊する。
ネット上の声
- スタニスワフ・ヴィスピアンスキの三幕ものの戯曲(詩劇)を、ワイダが結婚式の祝宴に
- 凄く地味なポーランドの「時代劇」だが、ユダヤ人の扱われ方とか、所々印象に残る映画
- 難しい内容だった
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国ポーランド
- 時間103分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ダニエル・オルブリフスキー
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1930年代末のドイツ軍の侵攻直前ポーランド、リトアニアの小都市を舞台に多感な少年の初恋を描く。監督は「ドイツの恋」のアンジェイ・ワイダ。タデウシュ・コンヴィツキの原作を基にコンヴィツキとワイダが脚色。撮影はエドワルド・クウォシンスキ、音楽はヴォイチェフ・キラール、編集はアリナ・プリュガル・ケトリングが担当。出演はパウリーナ・ムイナルスキ、ピョートル・ヴァヴジンチャックほか。
- 製作年1986年
- 製作国ポーランド
- 時間120分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演パウリーナ・ムイナルスキ
-
グダニスク造船所のストライキを題材に、当局の意を受け労働者たちに接触する記者の取材を通して連帯運動の経過を描く。『大理石の男』の後日譚として前作の二人を再び主人公に据えた (ラジヴィウォヴィッチは父と息子の二役を演じる)大作で、当時高揚期にあった連帯運動の関係者を出演させるなど、抵抗の歴史と同時代の運動に対するワイダの強い共鳴の意志が見て取れる。カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。デジタルリマスター版を上映。
ネット上の声
- 『大理石の男』の続編
- 政治的主張
- アンジェイ・ワイダ監督の81年作で、カンヌのパルム・ドールを受賞した社会派ドラマ
- グダニスク造船所のストライキを題材に、当局の意を受け労働者たちに接触する記者の取
ヒューマンドラマ
- 製作年1981年
- 製作国ポーランド
- 時間152分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演イエジー・ラジヴィオヴィッチ
-
戦後のポーランド、喪失感を抱える老婦人と若き青年の出会いが、静かな日常に波紋を広げる感動の物語。
舞台は第二次世界大戦後のポーランド。著名な医師の妻マルタは、ワルシャワ蜂起で二人の息子を失った深い悲しみを抱え、静かな田舎町で暮らす日々。そんな彼女の前に、亡き息子たちを彷彿とさせる純朴な青年ボグシが現れる。彼の若さと生命力に触れるうち、マルタの凍てついた心は少しずつ溶け始める。しかし、世代も境遇も違う二人の交流は、周囲の憶測を呼び、やがて予期せぬ運命へと導かれていく。巨匠アンジェイ・ワイダが描く、愛と喪失、そして再生への微かな希望。
ネット上の声
- ポーランドを代表する女優クリスティナ・ヤンダの独白、撮影風景そして物語と3部がう
- またしても死は、挨拶なしでぶっきらぼうに、突然現れ口笛を吹いて去っていく
- 溺れた人には人工呼吸か心臓マッサージですよね…
- 映画の構成のおもしろさと風景の美しさが秀
ドキュメンタリー
- 製作年2009年
- 製作国ポーランド
- 時間87分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演クリスティナ・ヤンダ
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19世紀初頭の農村を舞台に、対立する小貴族の家に生まれた男女の愛を軸に壮大なスケールで描いた感動作。ポーランド文学の最高傑作と言われるアダム・ミツキエヴィチの長編叙事詩を元に映画化。監督は「聖週間」のアンジェイ・ワイダ。出演はボグスワフ・リンダ、ダニエル・オルブリフスキ、アンジェイ・セヴェリンほか。
ネット上の声
- ナポレオンのロシア遠征を控えたポーランド・リトアニア共和国が舞台
- ナポレオンがロシアへ侵攻する前のリストニアが舞台
- アンジェイ・ワイダ 祖国愛に溢れた叙事詩
- ポーランドの昔話を見せてあげよう!
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国ポーランド,フランス
- 時間154分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ボグスワフ・リンダ