【誇りのために、血を捧げる。日本統治下の台湾で、民族の魂を懸けて蜂起したセデック族の壮絶なる抵抗の物語。】
1930年、日本の統治下にあった台湾中部の山岳地帯。狩猟の伝統を禁じられ、文化と尊厳を奪われ続けた先住民族・セデック族の怒りは限界に達していた。部族の頭目モーナ・ルダは、屈辱に耐えかねた末、決起を決意。それは、近代兵器で武装した日本軍に対し、旧式の銃と己の肉体だけで挑む無謀な戦いの始まり。目的は勝利ではない。祖先の霊が待つ「虹の橋」を渡る資格を得るため、「セデック・バレ(真の人)」としての誇りを守り抜くこと。台湾全土を震撼させた「霧社事件」の真実を、圧倒的スケールで描く歴史叙事詩の第一部。
1930年、日本の統治下にあった台湾中部の山岳地帯。狩猟の伝統を禁じられ、文化と尊厳を奪われ続けた先住民族・セデック族の怒りは限界に達していた。部族の頭目モーナ・ルダは、屈辱に耐えかねた末、決起を決意。それは、近代兵器で武装した日本軍に対し、旧式の銃と己の肉体だけで挑む無謀な戦いの始まり。目的は勝利ではない。祖先の霊が待つ「虹の橋」を渡る資格を得るため、「セデック・バレ(真の人)」としての誇りを守り抜くこと。台湾全土を震撼させた「霧社事件」の真実を、圧倒的スケールで描く歴史叙事詩の第一部。