- 製作
- 2007年 日本
- 時間
- 111分
- 監督
- 中山節夫
- 出演
- 趙民和安藤一夫左時枝
- 種類
- ヒューマンドラマ
【国による強制隔離という非道。ハンセン病患者たちが、人間としての尊厳を取り戻すために立ち上がった。差別に立ち向かった人々の魂の記録。】
舞台は戦後の日本、ハンセン病患者が強制的に隔離されていた国立療養所。「らい予防法」という法律の名の下、患者たちは家族や社会から引き離され、人権を奪われた絶望的な日々。しかし、その理不尽で「あつい壁」に、声を上げる者たちが現れる。彼らは国の誤った政策に異を唱え、人間としての尊厳と自由を求めて闘いを開始。しかし、その前には社会の根強い偏見と、国家という巨大な権力が立ちはだかる。仲間との連帯を力に、法廷闘争へと突き進む彼らの声は社会に届くのか。日本の歴史の暗部に光を当てる、感動と怒りの物語。