- 製作
- 1989年 日本
- 時間
- 100分
- 監督
- 金佑宣
- 出演
- 姜美帆田中実初井言栄
- 種類
- ヒューマンドラマ
【大阪のコリアンタウン、在日韓国人の少年が見た現実。揺れ動くアイデンティティと家族の絆を描く、魂の物語。】
1970年代の大阪・生野。活気と同時に差別も根付くコリアンタウンが舞台。主人公は、在日韓国人二世の少年、李潤(イ・ジュン)。彼は、日本人と韓国人の間で自らのアイデンティティに悩みながら、多感な思春期を過ごしている。潤の父が事業に失敗し、家族は崩壊の危機に。同時に、潤は淡い恋心を抱くが、国籍という見えない壁が二人の間に立ちはだかる。潤は、厳しい現実の中で自分の居場所を見つけようともがく。貧困、差別、そして家族との軋轢。大人たちの世界に翻弄されながらも、彼は必死に前を向こうとする。絶望の淵で少年が見つけ出す、一筋の光とは。自らのルーツと向き合った時、彼が下す決断。