大阪のコリアンタウン、在日韓国人の少年が見た現実。揺れ動くアイデンティティと家族の絆を描く、魂の物語。
1970年代の大阪・生野。活気と同時に差別も根付くコリアンタウンが舞台。主人公は、在日韓国人二世の少年、李潤(イ・ジュン)。彼は、日本人と韓国人の間で自らのアイデンティティに悩みながら、多感な思春期を過ごしている。潤の父が事業に失敗し、家族は崩壊の危機に。同時に、潤は淡い恋心を抱くが、国籍という見えない壁が二人の間に立ちはだかる。潤は、厳しい現実の中で自分の居場所を見つけようともがく。貧困、差別、そして家族との軋轢。大人たちの世界に翻弄されながらも、彼は必死に前を向こうとする。絶望の淵で少年が見つけ出す、一筋の光とは。自らのルーツと向き合った時、彼が下す決断。
ネット上の声
- 故・新藤兼人氏絶賛作品
- ただみんなと同じように普通に生きたいだけだと思うのだけど色々とややこしいし、考え
- 日本映画専門チャンネルの「蔵出し名画座」という枠で放送されたソフト化されていない
- 在日朝鮮人と日本人の恋の話の走りって、てっきり「GO」とか「パッチギ!」辺りかと
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督金佑宣
- 主演姜美帆