- 製作
- 1966年 イタリア
- 時間
- 140分
- 監督
- グァルティエロ・ヤコペッティ
- 出演
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- 種類
- ドキュメンタリー
【文明社会が持ち込んだ偽善と破壊。ヤコペッティが抉り出す、植民地主義終焉後のアフリカの残酷で衝撃的な現実。】
1960年代、独立の波が押し寄せるアフリカ大陸。イタリアの鬼才グァルティエロ・ヤコペッティが、その激動の時代にカメラを向けた衝撃のドキュメンタリー。本作が映し出すのは、ヨーロッパの植民地支配から解放されたはずのアフリカが直面する新たな悲劇。白人傭兵による殺戮、部族間の紛争、そして西洋文明がもたらした歪んだ価値観。ヤコペッティの視点は、美化された自然やサファリのイメージを徹底的に破壊し、人間のエゴと暴力が渦巻く生々しい現実を突きつける。これは単なる記録映画ではない。観る者の倫理観を激しく揺さぶる、問題提起の映像体験。