- 製作
- 2001年 日本
- 時間
- 90分
- 監督
- 小川紳介
- 出演
- ---
- 種類
- ドキュメンタリー
【山形の山村を舞台に、柿作りに生きる老人たちの姿を追う。失われゆく日本の原風景と、自然と共に生きる人々の営みを記録したドキュメンタリー。】
伝説のドキュメンタリー監督・小川紳介が、山形県の山深くにある上山集落に暮らした13年間の記録。村の主な産業は、紅柿(べにがき)と呼ばれる渋柿の栽培。カメラは、厳しい自然の中で柿作りに人生を捧げてきた老人たちの日常に静かに寄り添う。柿の収穫、皮むき、干し柿作りという一連の作業を通して見えてくるのは、彼らの労働の知恵、人生哲学、そしてコミュニティの絆。過疎化が進む村で、伝統を守りながら生きる人々の姿が、観る者に「豊かさ」とは何かを問いかける。