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山形県の小さな村を舞台に、稲作に生きる人々の営みと記憶を1000年の時間軸で捉えた、壮大なドキュメンタリー。
舞台は、山形県の山深くにある牧野村。監督とスタッフはこの地に住み込み、稲作を中心に村人たちの生活を記録。夏の猛暑、冷害との戦い、そして収穫の喜び。カメラは、ただ農作業を追うだけでなく、村の古老たちが語る昔話や土地の記憶、世代を超えて受け継がれる知恵を丹念に拾い上げる。近代化の波が押し寄せる中、自然と共に生きる人々の姿。それは、一千年の時を刻む日時計のような、壮大な生命の物語。
ネット上の声
- さて、次なる劇場は閉館決定した名古屋シネマテークさんです
- 道祖神のエピソードでどっかんどっかん大爆笑
- 字幕がないと聞き取れない方言で不思議な体験を喋り倒すおじいちゃんおばあちゃんたち
- 山形県牧野村に、スタッフが13年暮らし、稲の成長や、民話伝承を研究し、ドラマ仕立
ドキュメンタリー
- 製作年1987年
- 製作国日本
- 時間222分
- 監督小川紳介
- 主演土方巽
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成田空港建設に揺れる村の記録。近代化の波に消えゆく米作りの一年と、人々の営みを見つめるドキュメンタリー。
1980年代、千葉県三里塚。成田空港建設という国家プロジェクトの影で、静かに時を刻む古屋敷村。監督・小川紳介はカメラを据え、村の心臓部である米作りの一年を丹念に追う。春の田植えから秋の収穫まで、土と共に生きる農民たちの姿。彼らの口から語られるのは、土地への愛着と、変わりゆく時代への戸惑い。近代化の巨大な波が押し寄せる中、失われゆく日本の原風景と人々の魂の記録。
ネット上の声
- ドキュメンタリー映画史に残る傑作
- 『矢尻の村・貝の村』
- 前半の、稲の不作と天候を検証していく1時間以上は退屈といえば退屈なんだけど、丁寧
- 藤井仁子が1930年代の文化映画と柳田國男的民俗学が、総動員体制へ向けたプロパガ
ドキュメンタリー
- 製作年1982年
- 製作国日本
- 時間210分
- 監督小川紳介
- 主演---
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国家権力による強制収用。故郷の土地を守るため、農民たちが築いた「砦」。これは、闘う人々の魂の記録。
1971年、千葉県三里塚。新東京国際空港建設という国家プロジェクトのため、先祖代々の土地を奪われようとしている農民たち。彼らは故郷を守るため、反対同盟を結成し、実力行使で迫る機動隊に抵抗する。カメラが映し出すのは、強制収用に備えて築かれた「第二砦」での生活。そこには、農作業の傍らスクラムを組み、団結して権力に立ち向かう人々の姿があった。これは、国家と個人の対立を描いた単なる記録ではない。土地と共に生き、未来のために闘った人々の、魂の叫びそのもの。
ネット上の声
- 農民たちの顔
- ドキュメンタリーをいろいろ観てきたけど、前半の映像の衝撃度は凄まじかった
- 三里塚シリーズのクライマックス
- 前にも増して戦闘メインに構築されているためカメラは最前線にまで出向き、人間がぶつ
ドキュメンタリー
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間143分
- 監督小川紳介
- 主演---
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山形の山村を舞台に、柿作りに生きる老人たちの姿を追う。失われゆく日本の原風景と、自然と共に生きる人々の営みを記録したドキュメンタリー。
伝説のドキュメンタリー監督・小川紳介が、山形県の山深くにある上山集落に暮らした13年間の記録。村の主な産業は、紅柿(べにがき)と呼ばれる渋柿の栽培。カメラは、厳しい自然の中で柿作りに人生を捧げてきた老人たちの日常に静かに寄り添う。柿の収穫、皮むき、干し柿作りという一連の作業を通して見えてくるのは、彼らの労働の知恵、人生哲学、そしてコミュニティの絆。過疎化が進む村で、伝統を守りながら生きる人々の姿が、観る者に「豊かさ」とは何かを問いかける。
ネット上の声
- 撮影現場にフラッと現れる爺ちゃんを筆頭に、人の顔をこんなに魅力的に撮れるものなの
- 2001年/上山名産紅干柿の記録映画を作る会+白石洋子+プラネット映画資料図書館
- 小川紳介の死後、『1000年刻みの日時計』で使われなかった干し柿作りのパートを中
- 上山名産の紅干し柿の記録映画
ドキュメンタリー
- 製作年2001年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督小川紳介
- 主演---
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ドキュメンタリー映画作家の小川紳介が監督した「三里塚」シリーズの一作。昭和46年に開始された、成田空港建設阻止のための鉄塔建設工事を追うドキュメンタリー。
ネット上の声
- 中核派 ブント
- 手詰りの予感
- 前作の終盤に紹介された地下豪が機動隊らに制圧される場面を捉えた冒頭と反対同盟の会
- 地下壕の見納め、泣きながら想いをぶつける青年行動隊の一人、鉄塔作り、の大きく分け
ドキュメンタリー
- 製作年1972年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督小川紳介
- 主演---
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一九六八年以降、三里塚に常駐し、三里塚農民の成田国際新空港反対闘争を撮影し続ける小川プロの「三里塚」シリーズ第七作。四年ぶりに三里塚に還ったスタッフが、土に愛着する農民たちの姿を描くドキュメント。(16ミリ)
ネット上の声
- 取り敢えずの幕引き
- 「岩山に鉄塔が出来た」がシリーズで一番好きだった身としては、皆んなで苦労して建て
- 農民への彼らの語彙力を補うようなインタビューの仕方が気持ち良くはない
- 田村正毅の仕事の中で、とりわけかっこいいショットがこの映画にある
ドキュメンタリー
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間81分
- 監督小川紳介
- 主演---
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ネット上の声
- シネヌーヴォ(というか景山理さん)編の『幻の小川紳介ノート』(ブレーンセンター刊
- 蚕を育てる過程を撮影してるだけなのに、意外と最後まで集中して見れてしまった
- サトさんの職人的な手捌き見てたら堀禎一監督の「別所製茶工場」思い出した
- 牧野村での養蚕の方法とその過程をひたすら見つめ続ける映画
ドキュメンタリー
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督小川紳介
- 主演木村サト
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ネット上の声
- ただの「現認報告書」なのか?
- ミステリような構成から始まり、機動隊の運動をリュミエールのように無音で捉えるカメ
- 羽田闘争で亡くなった1人の全学連青年の死因を紐解くところから始まる
- 佐藤首相のアメリカ訪問を阻止する学生活動家たち
ドキュメンタリー
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間18分
- 監督小川紳介
- 主演---
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ドキュメンタリー映画作家の小川紳介が監督した「三里塚」シリーズの一作。成田闘争により消滅の危機を迎えようとしている辺田部落の、ありのままの姿を描くドキュメンタリー作品。
ネット上の声
- 変容する闘争
- 本作は如何に学生運動、三里塚闘争が国民や農民達を騙した出鱈目なものであったか、逆に自白している
- どちゃくそすげー!三里塚に住みながら闘争を撮り続ける小川プロが辿り着いた臨界点の
- 肉弾戦が機動隊によって鎮圧された後が背景にあり、そのため闘争というよりは主に三里
ドキュメンタリー
- 製作年1973年
- 製作国日本
- 時間146分
- 監督小川紳介
- 主演---
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ネット上の声
- 協調と距離
- 学生運動のドキュメンタリーである以前に、一つの青春映画
- 小川紳介の第一回監督作品もやはり闘争の映画であった
- 座高円寺ドキュメンタリーフェス一発目の作品
ドキュメンタリー
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間56分
- 監督小川紳介
- 主演---
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「日本解放戦線 三里塚」に続く、小川プロのドキュメンタリー記録映画。
ネット上の声
- 如何せん、手持ちカメラの揺れる画面を見続けると気持ち悪くなってしまう体質な故、途
- 測量がはじまったので緊急でカメラを回してますというようなシンプルな内容のドキュメ
- 上映後のトークで『三里塚のイカロス』の代島監督が言っていたように、ニュース映画的
- 今まで観てきた小川プロのドキュメンタリーの中で一番面白かったような
ドキュメンタリー
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間50分
- 監督小川紳介
- 主演---
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1968年初夏。千葉県成田で国際空港を建設するための公団立入り調査に反対する農民と学生の姿を記録したドキュメンタリー。監督は小川紳介。後に計七作制作される「三里塚」シリーズ第一作。16ミリ。自主制作自主上映作品。
ネット上の声
- 歴史的作品
- 時代も時代だしドキュメンタリーだからしょうがないとはいえ、正直何言ってるのかまっ
- 小川プロ絶頂期の学生デモ隊と機動隊との対峙をパッショネイトな映像で綴ったドキュメ
- 三里塚に空港を作ろうと測量にくる政府側と、自分らの農業を守ろうとする反対同盟と、
ドキュメンタリー
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督小川紳介
- 主演---
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「圧殺の森」「三里塚の夏」「パルチザン前史」など闘争記録映画をつくった小川プロが、執拗に居残ろうとする三里塚の農民の姿をみつめた長編記録映画。監督は小川紳介。
ネット上の声
- ‘土地神話’の崩壊
- これは最もドキュメンタリーらしいドキュメンタリーなのではないかと思った
- 日本は誤った歴史も
- 『三里塚の夏』では撮影に大津幸四郎、田村正毅の二人の名がクレジットされるが、この
ドキュメンタリー
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間141分
- 監督小川紳介
- 主演---
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ネット上の声
- こうして峠は決断を強いた
- 「牧野物語 その2」結局、山の話か、詩の話か、水の話か、ごっちゃなんだけど、別に
- 牧野村で百姓をしながら文学活動を行う詩人、真壁仁に焦点を当てた作品
ドキュメンタリー
- 製作年1978年
- 製作国日本
- 時間43分
- 監督小川紳介
- 主演---
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小川プロが「どっこい!人間節 寿・自由労働者の街」に続いて製作した記録映画。企画は、上山市役所保健課(現・生活環境課)。山形県上山市牧野に生活の本拠を置いて映画を作り続けようとしている小川プロダクションは、メンバーの一人林鉄次が、木村迪男の経営する北方清掃社でパッカー車によるゴミの収集をやって生活費の一部を稼いでいた。この作品は、市民に市の新しいゴミ焼却場「クリーン・センター」を紹介するとともに、ゴミの分別収集に対する協力を呼びかけることを目的にして作られた上山市の広報映画である。最初の仮のタイトルは、「炎」であった。ロケハンは、昭和50年5月9日~21日。“労働”を描くことにする。撮影は、6月9日~21日。カメラは軽便なキャノン・スクーピック16M、録音機も小型で使い易いソニーEM2(通称デンスケ)を使用、同時録音である。前半で権現堂集落に流れこむ焼却場の煙の問題とゴミ収集のようすを描き、後半でゴミの焼却の仕事に従事する労働者の姿をとらえながら、焼却の工程を描く。小川紳介自身がインタビュアーをつとめ、ゴミの収集に従事している12人の労働者のうちの何人かとクリーン・センターで働く9人の労働者全員から仕事について話を聞く。その結果、一人一人が実に豊かな個性をもって仕事ととり組んでいることがわかってくる。(16ミリ)
ネット上の声
- 天才のレベル
- 自分の意見を他人を出汁にして伝えることの天才ではある、ことの露出性が最も高い作品
- 「みんなが嫌がってる仕事は誰かがやらないと困るんだ」と屈託なく言う運転手の新田さ
- 小川紳介がインタビュー形式でほぼ出ずっぱり、無茶な質問が多いので面白い
ドキュメンタリー
- 製作年1976年
- 製作国日本
- 時間57分
- 監督小川紳介
- 主演---
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ネット上の声
- 学生ホール
- ふと挿入される声なき会話や、横並びで照明を当てられた学生たちのカットが異質で素晴
- 群馬県の高崎経済大学を舞台に、学校側の裏口入学に反発した学生たちが学生ホールを占
- 70年代初頭、高校生だったわたしたちに新卒新任の数学教師は、今の大学生は三無主義
ドキュメンタリー
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督小川紳介
- 主演---