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山形県上山市牧野村に伝わる民話をドラマとして再現しながら、稲の成長など自然の成り立ちをドキュメンタリーとして交錯させて描く異色の記録映画。監督は「ニッポン国・古屋敷村」の小川紳介、撮影は「熱海殺人事件」の田村正毅がそれぞれ担当。
ネット上の声
- さて、次なる劇場は閉館決定した名古屋シネマテークさんです
- 道祖神のエピソードでどっかんどっかん大爆笑
- 字幕がないと聞き取れない方言で不思議な体験を喋り倒すおじいちゃんおばあちゃんたち
- 宮下順子さんの服着たまま、思ったよりしっかり目に身体拭うのえち
ドキュメンタリー
- 製作年1987年
- 製作国日本
- 時間222分
- 監督小川紳介
- 主演土方巽
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77年の「牧野物語 養蚕編-映画のための映画-」以来、沈黙していた小川プロの作品である。蔵王山系中の村、古屋敷。かつて18軒あった家々は、ここ10年の間に減少し、現在はわずか8軒。若者は皆、町で働き、日中は年寄だけの村だ。その中で今も、生々しく語られる昭和の凶作と戦争--。この映画は、昭和55年、古屋敷の冷気と稲の解明から始まり、村に生きる人々の暮らしを描いていく。監督は小川紳介、撮影は田村正毅が担当。
ネット上の声
- 『矢尻の村・貝の村』
- この取り留めのなさが213分の大ドキュメンタリーから相応の浪漫的ドラマを抉り出し
- イラスト、山形県上山市古屋敷、昭和55年、シロミナミ、稲開花、温度装置、危険温度
- ところどころとんでもないけれど、ところどころどうしようもない
ドキュメンタリー
- 製作年1982年
- 製作国日本
- 時間210分
- 監督小川紳介
- 主演---
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2月22日より三週間の予定で、千葉県と空港公団は反対同盟用地六カ所に対して強制代執行を行なってきた。農民たちはこれに対し、六カ所の地点に穴を掘り砦を築いて戦った。砦の中--まるで子供の運動会のように人々は話し、動き回る。「砦に力を注ぐのか、穴を守る事に全力を注ぐのか」「竹槍はもつのか。」「身体をしばりつけるのは鎖にするのか、番線か」長い討論の中から、砦の中だけの世界が作られ、守りで固められていく。戦争--「鎖ごとしょびけ、親子もろとも殺せ!」絶叫する母親。泥水の中に柱ごと引き倒される老婆。破壊されるバリケード、小屋。こわしにやってきた者への怒りが、やがて、火炎ビンを生んでいく。穴--この恨みは子々孫まで語りつぐると語る老人。その想いが穴を、より強固なものに作り変えていく。一本一本丹念に、よりすぐった抗木。長期戦に耐え得る設備、食料「自分の掘った穴だから安心できる」と笑うオヤジ。穴を壊しに来た!--権力の殺意と巨大な機械力によって穴は壊された。しかし、農民放送塔は放送を続ける。「春になれば大地から、草の芽が萌え出るのは明らかです。三里嫁はまだまだ生きつづけます。」再び穴へ--すでに公団のものとなった土地を青年達は再び掘り始める。百姓として生きていこうとする決意のようにどこまでも。心に。
ネット上の声
- 農民たちの顔
- ドキュメンタリーをいろいろ観てきたけど、前半の映像の衝撃度は凄まじかった
- 三里塚シリーズのクライマックス
- 前にも増して戦闘メインに構築されているためカメラは最前線にまで出向き、人間がぶつ
ドキュメンタリー
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間143分
- 監督小川紳介
- 主演---
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ネット上の声
- 撮影現場にフラッと現れる爺ちゃんを筆頭に、人の顔をこんなに魅力的に撮れるものなの
- 2001年/上山名産紅干柿の記録映画を作る会+白石洋子+プラネット映画資料図書館
- 小川紳介の死後、『1000年刻みの日時計』で使われなかった干し柿作りのパートを中
- ずっとたのしみにしていた作品
ドキュメンタリー
- 製作年2001年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督小川紳介
- 主演---
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一九六八年以降、三里塚に常駐し、三里塚農民の成田国際新空港反対闘争を撮影し続ける小川プロの「三里塚」シリーズ第七作。四年ぶりに三里塚に還ったスタッフが、土に愛着する農民たちの姿を描くドキュメント。(16ミリ)
ネット上の声
- 取り敢えずの幕引き
- 「岩山に鉄塔が出来た」がシリーズで一番好きだった身としては、皆んなで苦労して建て
- 田村正毅の仕事の中で、とりわけかっこいいショットがこの映画にある
- 『辺田部落』のあと、4年ぶりに三里塚を訪れて作られた最終作
ドキュメンタリー
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間81分
- 監督小川紳介
- 主演---
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ネット上の声
- シネヌーヴォ(というか景山理さん)編の『幻の小川紳介ノート』(ブレーンセンター刊
- 蚕を育てる過程を撮影してるだけなのに、意外と最後まで集中して見れてしまった
- サトさんの職人的な手捌き見てたら堀禎一監督の「別所製茶工場」思い出した
- 牧野村での養蚕の方法とその過程をひたすら見つめ続ける映画
ドキュメンタリー
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督小川紳介
- 主演木村サト
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ドキュメンタリー映画作家の小川紳介が監督した「三里塚」シリーズの一作。昭和46年に開始された、成田空港建設阻止のための鉄塔建設工事を追うドキュメンタリー。
ネット上の声
- 中核派 ブント
- 手詰りの予感
- 前作の終盤に紹介された地下豪が機動隊らに制圧される場面を捉えた冒頭と反対同盟の会
- 地下壕の見納め、泣きながら想いをぶつける青年行動隊の一人、鉄塔作り、の大きく分け
ドキュメンタリー
- 製作年1972年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督小川紳介
- 主演---
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ドキュメンタリー映画作家の小川紳介が監督した「三里塚」シリーズの一作。成田闘争により消滅の危機を迎えようとしている辺田部落の、ありのままの姿を描くドキュメンタリー作品。
ネット上の声
- 変容する闘争
- 本作は如何に学生運動、三里塚闘争が国民や農民達を騙した出鱈目なものであったか、逆に自白している
- どちゃくそすげー!三里塚に住みながら闘争を撮り続ける小川プロが辿り着いた臨界点の
- 肉弾戦が機動隊によって鎮圧された後が背景にあり、そのため闘争というよりは主に三里
ドキュメンタリー
- 製作年1973年
- 製作国日本
- 時間146分
- 監督小川紳介
- 主演---
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ネット上の声
- ただの「現認報告書」なのか?
- 第一次羽田闘争で犠牲になったかたのドキュメンタリーに取り掛かったタイミングで、第
- ミステリような構成から始まり、機動隊の運動をリュミエールのように無音で捉えるカメ
- P.グスマンを始めとした各国のドキュメンタリーに比べると、ここに出てくる官憲、と
ドキュメンタリー
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間18分
- 監督小川紳介
- 主演---
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ネット上の声
- 協調と距離
- この運動の何が難しいって彼等の訴える通信教育生の負担増ってのが運動に参加する事に
- 弊校でも学費値上げがあったが、熱量を保って反旗を翻すものは今では誰もいなくなって
- 働くことの意味を改めて問い直す4人の通信教育学生、今の「通信教育」とは環境もすべ
ドキュメンタリー
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間56分
- 監督小川紳介
- 主演---
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「日本解放戦線 三里塚」に続く、小川プロのドキュメンタリー記録映画。
ネット上の声
- 如何せん、手持ちカメラの揺れる画面を見続けると気持ち悪くなってしまう体質な故、途
- 測量がはじまったので緊急でカメラを回してますというようなシンプルな内容のドキュメ
- 上映後のトークで『三里塚のイカロス』の代島監督が言っていたように、ニュース映画的
- 今まで観てきた小川プロのドキュメンタリーの中で一番面白かったような
ドキュメンタリー
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間50分
- 監督小川紳介
- 主演---
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1968年初夏。千葉県成田で国際空港を建設するための公団立入り調査に反対する農民と学生の姿を記録したドキュメンタリー。監督は小川紳介。後に計七作制作される「三里塚」シリーズ第一作。16ミリ。自主制作自主上映作品。
ネット上の声
- 歴史的作品
- 小川プロ絶頂期の学生デモ隊と機動隊との対峙をパッショネイトな映像で綴ったドキュメ
- 時代も時代だしドキュメンタリーだからしょうがないとはいえ、正直何言ってるのかまっ
- 三里塚に空港を作ろうと測量にくる政府側と、自分らの農業を守ろうとする反対同盟と、
ドキュメンタリー
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督小川紳介
- 主演---
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「圧殺の森」「三里塚の夏」「パルチザン前史」など闘争記録映画をつくった小川プロが、執拗に居残ろうとする三里塚の農民の姿をみつめた長編記録映画。監督は小川紳介。
ネット上の声
- ‘土地神話’の崩壊
- これは最もドキュメンタリーらしいドキュメンタリーなのではないかと思った
- 日本は誤った歴史も
- 『三里塚の夏』では撮影に大津幸四郎、田村正毅の二人の名がクレジットされるが、この
ドキュメンタリー
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間141分
- 監督小川紳介
- 主演---
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ネット上の声
- こうして峠は決断を強いた
- 「牧野物語 その2」結局、山の話か、詩の話か、水の話か、ごっちゃなんだけど、別に
- 牧野村で百姓をしながら文学活動を行う詩人、真壁仁に焦点を当てた作品
ドキュメンタリー
- 製作年1978年
- 製作国日本
- 時間43分
- 監督小川紳介
- 主演---
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小川プロが「どっこい!人間節 寿・自由労働者の街」に続いて製作した記録映画。企画は、上山市役所保健課(現・生活環境課)。山形県上山市牧野に生活の本拠を置いて映画を作り続けようとしている小川プロダクションは、メンバーの一人林鉄次が、木村迪男の経営する北方清掃社でパッカー車によるゴミの収集をやって生活費の一部を稼いでいた。この作品は、市民に市の新しいゴミ焼却場「クリーン・センター」を紹介するとともに、ゴミの分別収集に対する協力を呼びかけることを目的にして作られた上山市の広報映画である。最初の仮のタイトルは、「炎」であった。ロケハンは、昭和50年5月9日~21日。“労働”を描くことにする。撮影は、6月9日~21日。カメラは軽便なキャノン・スクーピック16M、録音機も小型で使い易いソニーEM2(通称デンスケ)を使用、同時録音である。前半で権現堂集落に流れこむ焼却場の煙の問題とゴミ収集のようすを描き、後半でゴミの焼却の仕事に従事する労働者の姿をとらえながら、焼却の工程を描く。小川紳介自身がインタビュアーをつとめ、ゴミの収集に従事している12人の労働者のうちの何人かとクリーン・センターで働く9人の労働者全員から仕事について話を聞く。その結果、一人一人が実に豊かな個性をもって仕事ととり組んでいることがわかってくる。(16ミリ)
ネット上の声
- 天才のレベル
- 自分の意見を他人を出汁にして伝えることの天才ではある、ことの露出性が最も高い作品
- 「みんなが嫌がってる仕事は誰かがやらないと困るんだ」と屈託なく言う運転手の新田さ
- 小川紳介がインタビュー形式でほぼ出ずっぱり、無茶な質問が多いので面白い
ドキュメンタリー
- 製作年1976年
- 製作国日本
- 時間57分
- 監督小川紳介
- 主演---
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ネット上の声
- 学生ホール
- 高崎経済大学裏口入学に反発した学生たちが学生ホールを占拠した学生闘争を描いている
- 群馬県の高崎経済大学を舞台に、学校側の裏口入学に反発した学生たちが学生ホールを占
- ふと挿入される声なき会話や、横並びで照明を当てられた学生たちのカットが異質で素晴
ドキュメンタリー
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督小川紳介
- 主演---