- 製作
- 1984年 スイス
- 時間
- 53分
- 監督
- ダニエル・シュミット
- 出演
- ダグラス・サーク
- 種類
- ドキュメンタリー
【港町を舞台に、一人の船乗りを巡る二人の女の愛憎劇。現実と虚構が交錯する、ダニエル・シュミット監督の耽美的な映像詩。】
舞台は、退廃的で幻想的な雰囲気が漂う寂れた港町。歌手のヴィオラと、その付き人イゾルデが愛したのは、一人の船乗りラウル。彼の帰還は、イゾルデの中に眠っていた嫉妬と欲望を呼び覚ます。ラウルの愛を独占しようと画策するイゾルデ。ヴィオラは舞台で愛の歌を歌い続けるが、その歌声は次第に悲痛な叫びへ。舞台上のパフォーマンスと現実の愛憎が一体化する時、物語は予測不能な結末へ。彼らの愛は本物か、それとも美しい幻影か。