港町を舞台に、一人の船乗りを巡る二人の女の愛憎劇。現実と虚構が交錯する、ダニエル・シュミット監督の耽美的な映像詩。
舞台は、退廃的で幻想的な雰囲気が漂う寂れた港町。歌手のヴィオラと、その付き人イゾルデが愛したのは、一人の船乗りラウル。彼の帰還は、イゾルデの中に眠っていた嫉妬と欲望を呼び覚ます。ラウルの愛を独占しようと画策するイゾルデ。ヴィオラは舞台で愛の歌を歌い続けるが、その歌声は次第に悲痛な叫びへ。舞台上のパフォーマンスと現実の愛憎が一体化する時、物語は予測不能な結末へ。彼らの愛は本物か、それとも美しい幻影か。
ネット上の声
- ダニエルシュミットによる晩年のサークのインタビュー集
- ダグラス サーク大先生のありがたいお言葉を聞ける映画だけれども 彼の事は何一つ覚
- 季刊リュミエール 3『特集 ハリウッド50年代』にこの映画の全訳が掲載されていま
- ダニエル・シュミットによる、ダグラス・サークとサーク夫人へのインタビュー
ドキュメンタリー
- 製作年1984年
- 製作国スイス
- 時間53分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演ダグラス・サーク