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スイスにやって来たロシア人コールガール。彼女の純粋な野心が、国家を揺るがす前代未聞のクーデターを巻き起こす!
永世中立国スイス。この国の上流階級に憧れるロシア人コールガールのイリーナ。彼女は弁護士や退役軍人といった有力者たちの奇妙な要求に健気に応えながら、スイス人になる夢を追いかける。しかし、彼女の純粋すぎる野心と行動は、本人も知らぬ間に国家転覆を企む老人たちの計画の駒となっていた。ある日、彼女が引き起こした些細な事件が引き金となり、スイス全土を巻き込む前代未聞のクーデターへと発展。秩序と平和の国スイスの仮面を剥ぎ取る、奇想天外なブラック・コメディ。
ネット上の声
- 強烈な皮肉はヨーロッパ的
- 書き割りスイス🇨🇭 キッチュと暗部を楽しむ!
- エレナ・パノーヴァを魅る為の映画
- ダニエル・シュミットの佳作
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国スイス,ドイツ,オーストリア
- 時間108分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演ジェラルディン・チャップリン
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伝説の舞踏家・大野一雄の魂に迫るドキュメンタリー。生と死、そして舞踏の本質を、映像の魔術師が映し出す。
スイスの映画監督ダニエル・シュミットが、日本が世界に誇る舞踏家・大野一雄の神髄に迫ったドキュメンタリー。舞台は1995年の日本。シュミット監督は、大野の稽古場や自宅を訪れ、その創造の源泉を探る。カメラの前で語られる、舞踏への哲学、戦争体験、そして生と死についての深い洞察。即興で舞い始めるその身体は、老いを越え、記憶や魂そのものを表現する。息子・大野慶人との共演シーンは、世代を超えて受け継がれる舞踏の精神の証。二人の偉大な芸術家による、映像を通した魂の対話であり、観る者を身体表現の根源へと誘う、深遠なる芸術体験。
ネット上の声
- 物哀しくもロマンチックで幻想的、指先から紡がれる旋律、唯一無二の独創性、大野一雄
- 最高にロマンティックな晴海埠頭の夜景をバックに、水をちゃっぷんちゃっぷん官能的に
- ラパロマしか見てなかったらこれは露悪なんじゃないかって思ってしまいそうだけれど、
- 鑑賞して、色々考える前に、濱口竜介監督、砂連尾理氏、平倉圭氏の話を聞いてしまった
ドキュメンタリー
- 製作年1995年
- 製作国日本,スイス
- 時間15分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演大野一雄
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死の病に冒された歌姫ラ・パロマの、破滅的で甘美な恋。様式美と虚構性に彩られた、究極のデカダン・メロドラマ。
1970年代、ヨーロッパの退廃的な社交界。結核に冒され、死の影と隣り合わせに生きる美しき歌姫ラ・パロマ。彼女の前に現れた富豪の青年イシドールは、そのすべてを捧げるほどの情熱的な愛を告白。しかし、自らの運命を悟る彼女は、彼の愛を試すかのように、全財産を使い果たすことを要求。オペラのような豪華絢爛なセットの中で、二人の愛は破滅へと向かって加速。死を前にしたヒロインが選ぶ、あまりにも甘美で残酷な愛の結末。
ネット上の声
- 突然始まるデュエットシーンの画作りが頭おかしい
- ちょっと変わってる映画
- オペラ調怪異譚
- カルト映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国スイス,フランス
- 時間110分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演イングリット・カーフェン
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伝説の女形・坂東玉三郎の芸と人生に迫る、美と幻想のドキュメンタリー。
舞台は日本の伝統芸能、歌舞伎の世界。主人公は、現代最高の女形と称される坂東玉三郎。本作は単なる舞台記録ではない。彼の芸術哲学、彼が体現する「女」という存在の本質、そしてその美を支える壮絶な稽古。カメラの視線こそが、彼の日常を切り取る「きっかけ」。完璧な芸という、決して到達できないものを追い求める苦難。生と死、そして芸が一体となる瞬間を捉え、観る者にアイデンティティと表現の根源を問いかける。美の深淵を覗き込む、幻想的な映像体験。
ネット上の声
- 大野一雄、最上級の美しさ
- 玉三郎さんは男として女を演じる事、舞台の上で人間を演じることについて語ってるんだ
- 芸術映画って退屈なのもあるけどこれは撮り方が上手いのか面白かった 青みがかった画
- ダニエルシュミットが玉三郎を撮るっていうので、どんなドラマティックに、知らない美
ドキュメンタリー
- 製作年1995年
- 製作国スイス,日本
- 時間100分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演坂東玉三郎
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過去の映像に映る女、現在を生きる男。時空を超えた既視感が、現実と幻想の境界を溶かす。
現代のスイス、レマン湖畔。男ダニエルは、偶然手にした古いフィルムの中に、自分と瓜二つの男と、謎めいた美しい女性を発見する。その瞬間から、彼は映像の中の女性の幻影に取り憑かれ、彼女の正体を追い求めるように。彼の日常は次第に侵食され、過去の出来事と現在の風景が交錯。繰り返されるデジャヴュは、現実と幻想の境界を曖昧にしていく。時を超えた運命に導かれた彼が辿り着く、愛と狂気が渦巻く衝撃の結末。
ネット上の声
- 過去と現在が交錯して…
- 作品解説の間違い
- 【“真鍮の鈴の音が導く不可思議なる世界。”現代と17世紀を意図せずに行き来する男が、スイスの革命家の謎に関わって行く幻想譚。現代と17世紀がシンクロする映像美は見事なる作品である。】
- ダニエル・シュミットの傑作のひとつ
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国スイス,フランス
- 時間96分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演ミシェル・ヴォワタ
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古城に集う男女が繰り広げる一夜の饗宴。退廃的な美学で描かれる、愛と裏切りの密室劇。
冬、人里離れたスイスの古城。城の女主人のもとに、一癖も二癖もある客たちが集う。「今宵かぎり」という宣言と共に始まった奇妙なパーティー。招待客と召使いたちは、音楽と食事が進むにつれ、胸に秘めた秘密と欲望を露わにしていく。虚飾に満ちた会話と妖艶な雰囲気の中、彼らは愛を求め、過去を清算し、互いを出し抜こうとする。閉ざされた空間で剥き出しになる本性。夜が更けるにつれ、彼らの運命は予期せぬ方向へと転がり始める。
ネット上の声
- Heute Nacht oder nie♪
- デュラスとリヴェットが渾然一体となったような世界観で、限りなく死に近い生の状態を
- 一日だけ召使たちが主人たちに労ってもらえるという設定からしてすでに優しさを感じま
- フィルムから異様なほどの神秘性みたいなものが滲み出ていて、何かの儀式に参加してい
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国スイス
- 時間90分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演ペーター・カーン
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ヴェルディが遺した音楽家のための終の棲家。老歌手たちの歌声が響く、愛と追憶のドキュメンタリー。
舞台はイタリア・ミラノに実在する、引退した音楽家のための養護施設「ヴェルディの家」。そこに暮らすのは、かつて世界のオペラハウスを沸かせた老音楽家たち。カメラは、歌い、語り、時に口論し、過去の栄光を懐かしむ彼らの日常に静かに寄り添う。音楽と共に人生の最終章を豊かに生きること。しかし、老いによる肉体の衰えや、過ぎ去った栄光への郷愁という避けられない現実が彼らを包む。しわくちゃの手で奏で、かすれた声で歌うアリアは、音楽への消えぬ情熱と人生の哀歓そのもの。
ネット上の声
- オペラに造詣が深いわけでもないのにこれを見たのは、ひとつはサブスクでの配信が3月
- 声は衰えないんだな~
- かつて世界各国の檜舞台でまばゆいスポットライトを浴びながら多くの観客を魅了したオ
- 館のあちこちで年老いた人々が歌ったり楽器を弾いたりして独自のときを創りあげ浸って
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国スイス
- 時間87分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演サラ・スクデーリ
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シーズンオフの高級ホテル。過去の栄光と現在が交錯する、幻想的でノスタルジックな人間模様。
舞台は、かつて栄華を誇ったスイスの高級リゾートホテル。今はシーズンオフで客もまばら。語り手である主人公が、幼少期にこのホテルで過ごした日々を回想。個性豊かな宿泊客たち、ミステリアスな従業員、そして華やかだった時代の記憶。過去と現在が入り混じり、現実と幻想の境界が曖昧になっていく。ホテルという閉鎖空間で繰り広げられる、人々の愛憎と孤独。失われた時を巡る、夢幻の物語。
ネット上の声
- 語り手の過去の過去のそのまた過去が積み重なっているホテル
- 懐かしの芸、去っていった人々…
- ダニエル・シュミット監督作
- 不思議な映画でした。(2)
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国スイス,ドイツ,フランス
- 時間95分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演サミー・フレイ
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1940年代、植民地モロッコ。若き外交官を破滅へと導く、謎めいた人妻との禁断の愛と狂気的な情熱。
舞台は1940年代、北アフリカの植民都市。若きスイス人外交官ジュリアンは、赴任先でフランス高官の妻クロチルドと出会う。その神秘的な美しさと謎めいた雰囲気に、一瞬で心を奪われるジュリアン。彼女のすべてを知りたいという渇望は、やがて彼の理性を狂わせる危険な執着へと変わっていく。彼女の過去に隠された秘密とは何か。抗えない魅力に引き寄せられ、破滅的な情事の深みへと堕ちていく男の運命。
ネット上の声
- 何を考えている?何も!
- モロッコの青い光
- パンドラの箱、的な
- 出遭い、愛し、やがて嫉妬に狂い、独占したいという本能的欲求を操るヘカテの手口
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国スイス,フランス
- 時間108分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演ベルナール・ジロドー
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ニュー・ジャーマン・シネマを牽引した鬼才ライナー・ベルナー・ファスビンダーの戯曲「ゴミ、都市そして死」を、彼の盟友であるスイスの名匠ダニエル・シュミットがメガホンをとり映像化。
戦後のドイツ、フランクフルト。娼婦リリーは繊細な性格のため仲間たちの間では浮いた存在で、家に帰るとヒモ男から金をせびられる日々を過ごしていた。そんなある日、彼女は裏社会の大物であるユダヤ人に気に入られるが、次第に破滅願望を強めていく。
シュミットとファスビンダー両監督作の常連俳優であるイングリット・カーフェンが主演を務め、ファスビンダーがヒモ男役で出演。日本では2023年7月に劇場初公開。
ネット上の声
- ライナー•ヴェルナー•ファスビンダーの戯曲『ゴミ、都市そして死』をダニエル•シュ
- ファスビンダーの映画って散々陰鬱な展開があるのに「怖い」とか「不穏」と感じたこと
- ジャケットのシーンがとても印象的
- ダニエル・シュミット監督の佳作
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国ドイツ,スイス
- 時間101分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演イングリット・カーフェン
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「悲しみは空の彼方に」(59)等で知られるハリウッド映画監督ダグラス・サークの現在の姿を捉えながらサークの映画監督としての軌跡をたどるドキュメンタリー作品。監督は「トスカの接吻」のダニエル・シュミット、撮影はレナート・ベルタ、編集・録音はリュック・イエルサン、美術はラウール・ヒメネスが担当。映画はまずサークの56年作品「天が許し給うすべてのもの」のラスト・シーンを映し出す。ソファに横たわっているロック・ハドソン。そこへ一度は彼と別れる決心をしたジェイン・ワイマンが戻ってくる--。戦前のドイツで映画を撮り始め、ナチ台頭後、夫人と共にアメリカに渡って、50年代のハリウッド映画の重要な監督の一人となった彼は、現在、スイスの保養地ルガノにある山荘で夫人と二人、静かな毎日を送っている。シュミットの向けるマイクに向かって、サークは、ハッピーエンドについて、アメリカでの夫妻の生活の思い出、人間のモラルについてを、となりに座った夫人の助言を借りながら語る。挿入される作品は、他に「必ず明日は来る」(56)「スキャンダル・イン・パリ」(46)「風と共に散る」(57)「悲しみは空の彼方に」等で、その劇的なシーンが、使われている。原題の “Mirage de la Vie”は、「悲しみは空の彼方に」のフランス語題名から取られている。16ミリ。
ネット上の声
- ダニエルシュミットによる晩年のサークのインタビュー集
- ダグラス サーク大先生のありがたいお言葉を聞ける映画だけれども 彼の事は何一つ覚
- 季刊リュミエール 3『特集 ハリウッド50年代』にこの映画の全訳が掲載されていま
- ダニエル・シュミットによる、ダグラス・サークとサーク夫人へのインタビュー
ドキュメンタリー
- 製作年1984年
- 製作国スイス
- 時間53分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演ダグラス・サーク
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カンヌ映画祭に潜り込もうとする女主人公の姿をドキュメンタリー・タッチのうちに描く。製作はオーギュスタ・フォルニ、監督は「人生の幻影」のダニエル・シュミット、撮影はレナート・ベルタとブノワ・ニクランが担当。出演はビュル・オジェほか。日本版字幕監修は梅本洋一。カラー、16ミリ、スタンダード。
ネット上の声
- カンヌ映画祭行きたいけど関係者パスないから入れな〜いってシネフィル姉ちゃんがなん
- なんかノアバームバックの映画出まくってた頃のグレタガーウィグみたいなビュルオジエ
- 監督ダニエル・シュミット、撮影レナート・ベルタによるドキュメンタリーとドラマとが
- ワクチン接種で予約せず会場に直接来ちゃうタイプのリテラシー0なビュル・オジエが、
ヒューマンドラマ
- 製作年1981年
- 製作国スイス
- 時間54分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演ビュル・オジエ
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ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国ドイツ
- 時間45分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演イゴール・ヨーザ