- 製作
- 1992年 日本
- 時間
- 117分
- 監督
- 石井隆
- 出演
- 大竹しのぶ永瀬正敏室田日出男
- 種類
- ヒューマンドラマ
「天使のはらわた」シリーズなどで知られる映画監督・脚本家・劇画作家の石井隆が1992年に手がけた劇場長編第2作で、小説家・西村望の「火の蛾」を原作に3人の男女の愛憎を描いたラブサスペンス。
気ままな旅の途中で山梨県大月駅に降り立った青年・信は、そこで偶然出会った女性・名美に一目ぼれする。彼女の働く不動産屋を訪れた信は、社長の土屋にアパートを借りたいと申し出る。土屋が名美の夫であることを知る信だったが、成り行きからその不動産屋で働きはじめる。やがて名美への思いを押さえきれなくなった信は、彼女と不倫関係に陥るが……。
名美を大竹しのぶ、信を永瀬正敏、名美の夫・土屋を室田日出男が演じ、岩松了、竹中直人が共演。ちあきなおみの曲「黄昏のビギン」が挿入歌として使用され印象を残した。ギリシャの第33回テッサロニキ国際映画祭にて最優秀監督賞を受賞したほか、国内外で数々の賞を受賞。2025年6月、石井隆の初期監督作4本をHDリマスター版で上映する特集企画「石井隆Returns」にてリバイバル上映。