- 製作
- 1996年 香港
- 時間
- 98分
- 監督
- シュウ・ケイ
- 出演
- ジョセフィン・シャオアニタ・ユンダニエル・チャン
- 種類
- ヒューマンドラマ
引退を目前に控えた広東オペラ(粤劇)のベテラン女優を主人公に、女として、妻として、母として力強く生きるヒロインの人生を描いた女性映画。香港返還に揺れる市井の人々の姿をも温かく見つめる視点が秀逸。“虎度門”とは、広東オペラ粤劇で、舞台と現実の世界を隔てる創造上の線のことを言う。「北京オペラブルース」(特別上映のみ)などの映画脚本もある劇作家のレイモンド・トウが手掛けた舞台劇『虎度門』を自ら脚色し、ドキュメンタリー「SUNLESS Days ある香港映画人の天安門」のシュウ・ケイが監督。製作はクリフトン・コウ、撮影は「世界の涯てに」のビル・ウォン、音楽は「女人、四十。」の大友良英が担当。子役時代からの長いキャリアを持つ、自らの俳優人生を投影させた熱演が光る主演は「女人、四十。」のジョセフィーン・シャオ。共演は「香港大夜総会 タッチ&マギー」のアニタ・ユン、人気歌手でこれが初の本格的な映画出演となるダニエル・チャン、「花の影」のデイヴィッド・ウー、「月夜の願い」のレイ・チーホンほか。第41回アジア太平洋映画祭主演女優賞、第33回台湾金奨主演女優賞受賞。